初心者による初心者のためのInternet Computerチュートリアル備忘録その6「Import library modules」
プログラミング(C#)歴半年の私でりおてんちょーが、Internet Computerチュートリアルを進めていく上で
- 分かりづらかったところ
- めっちゃ調べたところ
などを、備忘録としてこちらにまとめていきます。
【目次】
Internet Computerチュートリアル備忘録その1「Explore the default project」
Internet Computerチュートリアル備忘録その2「Query using an actor」
Internet Computerチュートリアル備忘録その3「Pass text arguments」
Internet Computerチュートリアル備忘録その4「Increment a natural number」
Internet Computerチュートリアル備忘録その5「Use integers in calculator functions」
Internet Computerチュートリアル備忘録その6「Import library modules」
Internet Computerチュートリアル備忘録その7「Use multiple actors」
Internet Computerチュートリアル備忘録その8「Customize the front-end」
Internet Computerチュートリアル備忘録その9「Add a stylesheet」
Internet Computerチュートリアル備忘録その10「Make inter-canister calls」
Internet Computerチュートリアル備忘録その12「Add access control with identities」
Internet Computerチュートリアル備忘録その13「Accept cycles from a wallet」
Internet Computerチュートリアルが終わったらやること1「examplesを動かして遊ぶ」
今回は、6つ目のチュートリアル「Import library modules」についてです。
これからInternet Computerチュートリアルを始める方に、少しでも役立てていただけると幸いです。
また、この記事ではMacでの作業となりますこと、あらかじめご了承ください。
新しいプロジェクトを作成する
1. ターミナルシェルをまだ開いていない場合は、ローカルコンピューターで開きます。
まずはターミナルを開きます。
2. 別の作業フォルダーを使用している場合は、インターネットコンピュータープロジェクトに使用しているフォルダーに移動します。
クイックスタートで「ic-projects」というフォルダを作り、私はそこにまとめるようにしたので、『cd ic-projects』で移動します。
ちなみに『pwd』コマンドで、現在の場所が確認できますよ。(pwd:print working directoryの略)
3. 『dfx new phonebook』のコマンドを実行して、新しいプロジェクトを作成します。
この呪文で∞マークっぽいのが表示されれば、プロジェクトの作成成功です。
4. 『cd phonebook』のコマンドを実行して、プロジェクトディレクトリに移動しておきます。
デフォルトのプログラムを変更する
1. 「src / phonebook / main.mo」ファイルをテキストエディタで開き、既存のコンテンツを削除します。
これを全部削除します。
2. 次のサンプルコードをコピーしてmain.moファイルに貼り付けます。
チュートリアルのコードをコピペします。
「command + S」で保存して終了しましょう。
ローカルネットワークを開始します
『dfx start --background』のコマンドを実行して、ローカルコンピューターでインターネットコンピューターネットワークを起動しましょう。
--backgroundオプションを使うことで、ローカルコンピューターで別のターミナルシェルを開かずに済みますよ。
チュートリアルでは『dfx start --clean』を使っていますが、興味のある方は一読しておきましょう。
アプリケーションを登録、ビルド、およびデプロイする
1. 必要に応じて、プロジェクトのルートディレクトリにいることを確認してください。
「phonebook」にいることを確認しましょう。
2. 『dfx deploy』のコマンドを実行して、アプリケーションを登録、ビルド、およびデプロイします。
insert関数を使用して名前と番号を追加します
1. 『dfx canister call』コマンドを使用して、insert関数を使用してcanister phonebook を呼び出し、『dfx canister call phonebook insert '("Chris Lynn", "01 415 792 1333")'』のコマンドを実行してnameとphone numberを渡します。
『dfx canister call』までは呼び出す呪文で、その後に
- キャニスターまたはアプリケーションサービスの名(=calc)
- 呼び出したい特定のメソッドまたは関数(=add)
- 関数に渡す引数(='(10)')\
を打ち込んでいく、でしたね。
あとは2. 〜5. も同様にして、それぞれの関数を試してみてください!
ブラウザで機能をテストする
こちらの1. 〜6. までは、初心者による初心者のためのInternet Computerチュートリアル備忘録その3「Pass text arguments」 記事の「ブラウザで機能をテストする」段落と同じなので、そちらをご参照ください。
うまくいけば、上写真のような画面になります。
あとは先程コマンドラインで行ったことを、ブラウザ上でテストするだけです。
nameとphone numberを渡して、呼び出してみてください。
プログラムのソースコードを修正する
そろそろ仕組みが理解できてきたのではないでしょうか? 私もここまで進めてきたら、
- ネットワーク起動やdeployの順序
- どこを変更すればUIが変わるのか
など、なんとなく分かってきている気がします。
この段落のチュートリアルはありませんが、メールアドレスや住所を入力できるようにしたり、それらをlookup関数の引数にしたりなど、各自でいろいろ変更を加えて遊んでみてください!
ローカルネットワークを停止します
テストができたら、最後にローカルネットワークを止めておきましょう。
ターミナルが現在稼働中であれば「Control-C」を押して、「%」が表示される状態にします。
最後に『dfx stop』コマンドを入力すれば、6つ目のチュートリアルは終了です。お疲れ様でした。
思っていた以上に多くの反響をいただき、大変ありがたい次第です。よければHiÐΞやTwitterのフォローお願い致します!
需要がありそうであれば、他のチュートリアルも備忘録を残していきますので、何かしらアクションいただけると大変励みになりますし嬉しいです!
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初心者による初心者のためのInternet Computerチュートリアル備忘録その7「Use multiple actors」