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HiÐΞOnline

HiÐΞプロトコル概要

億ラビットくん | CTO 👽 和らしべ
8ヶ月前
HiÐΞプロトコルDevトークンをステーキングクリエイター報酬を3つに分配HiÐΞ VP(Voting Power)各トピック個別トークン(ERC20)HPトークン(ERC20)トピックシェアテストネット解説(次回)なぜこの仕組みなのか?完全に分散化させて持続可能にする経済圏にビッグマネーを取り込むコミュニティ構築プラットフォーム権力の集中を防ぐあらゆる活動を持続可能にする目的駆動型コミュニティ(Purpose Driven Community)潜在ユーザー云十億人!?

前回の記事でHiÐΞの壮大なブログ分散化計画のラストピースがイーサリアムレイヤー2での報酬プロトコルであると書きましたが、既に実装してOptimismという7月にメインネット公開予定のL2の技術でデプロイ済みなのでその概要を発表します。

HiÐΞプロトコル

HiÐΞプロトコルはDev ProtocolをL1で拡張しつつ、Optimism L2で主要部分を動かしています。これによってDappsでのアクションに置けるGas代を大幅に減らしています。

Devトークンをステーキング

Dev Protocolを使ってHiÐΞプロジェクトにDevトークンステーキングすることで、ステーカー(支援者)は20~50%程で変動するAPYを自動的に獲得できます。また、ほぼ同等のAPYがクリエイター報酬としてHiÐΞにも付与されます。Devの仕様で正確なAPYは49(ステーカー):51(クリエイター)になっていて、更にクリエイター側の報酬のうち5%はTreasuryとしてDevに蓄えらるので、例えばクリエイターAPYが50%で1億円のステーキングがあると年間4750万円からGasを差し引いた分がブロガー報酬として分配できます。実際のAPYはもっと下がった数字で落ち着くことが予想されます。

クリエイター報酬を3つに分配

HiÐΞ側が受け取ったクリエイター報酬を3つの用途に分配します。

  • トピック別報酬(50%)
  • フリートピック報酬(30%)
  • HiÐΞ開発報酬(20%)

トピック別報酬(50%) は記事のトピックに割り当てられる報酬でそのトピックの記事を書いた人に分配される予算です。どのトピックにどれだけの予算が割り当てられるかは次に説明する HiÐΞ VP による投票で決まります。自分が書きたいトピックに投票するとブログ記事で貰える報酬が増えます。トピックは誰でも自由に作成可能になります。

フリートピック報酬(30%) はトピック関係なしに無差別に投稿される記事に対する報酬です。トピック指定して公開された記事に対してもフリートピック報酬を分配することはできます(後述)。

HiÐΞ開発報酬(20%) はHiÐΞの開発チームが受け取る報酬です。HiÐΞ自体はオープンソースで公開されていますが、現状和らしべを中心に開発されています。和らしべチームが消滅しても分散的に持続可能に開発を続けることを第一の目的としているため開発チームにはプロジェクトの改善やメンテナンスが止まらないように常に報酬を割り当てます。開発は今後Gitcoin等と連携し分散化されていく予定です。和らしべにてOSSプロジェクトを分散管理するタスク管理システ厶を開発中です。

これら3つのカテゴリーの分配率はガバナンスなどを通じて将来的に調整されていく予定です。

HiÐΞ VP(Voting Power)

HiÐΞステーキング支援をしている方は、ステーカー報酬と同額の HiÐΞ VP をL1で自動付与されます。これはDevのスマートコントラクトから直接数字を読み取っているのでリアルタイムで増加していきます。VPを使ってL2で作成されたトピックに投票をすることができ、投票された総VPの値から各トピックに割り当てられる予算が自動で決まります。現状ではトピック報酬額を50%に設定しているので投票された総VPの半分の値が実際にトピックに割り当てられる予算になります。例えば100VP投票したら50Devがそのトピックに割り当てられます。

また、L1から投票するとOptimism L2でトピックトークン(ERC20)がミントされます。ただし、トピックトークンは全額が投票者に付与される訳ではなく、トピックのシェアホルダーの持ち株率に対して Quadraticな計算で分配されます。例えば100トピックトークンがミントされたとして、シェアを25持っている人と100持っている人の場合25は5(5 * 5 = 25)、100は10(10 * 10 = 100)で計算されシェアは1:4ですが分配率は1:2(33.3:66.6)になります。これは、トピック内の権力の偏った増大を防ぐためです。

また、どのトピックに投票してもトピックトークンとは別にフリートピックトークンが投票VPの30%の値でミントされます。こちらも上記したQuadraticな方法でフリートピック(全員)のシェア率に応じて分配されます。

また、特定トピックに投票する以外にもフリートピックかHiÐΞ開発に投票することもできます。フリートピックに投票した場合はフリートピックのシェアが増え、HiÐΞ開発に投票した場合は開発に報酬が寄付されます(30%のフリートピックトークンは無条件でミントされる)。

各トピック個別トークン(ERC20)

L1からのVP投票によって各トピックにL2でミントされてトピックシェアに応じてQuadraticに分配されるトピックトークン(ERC20)はブログの記事に投票できる いいね権 です。これらのトークンを使っていいねがされるとその値と同値がいいねした人とされた人(ライター)に2:8の割合で新しいHPトークン(ERC20)として再分配されます。元のトピックトークンはいいねした時点でバーンされます。

HPトークン(ERC20)

HPトークン(HiÐΞ Point)はDevトークンまたは日本円か発行予定の日本円ステーブルトークンに換金可能になる予定です。この辺は規制を考慮して調整中です。トピックトークン自体は換金できないので、トピックトークン保持者が記事にいいねをすることで初めて換金可能なHPトークンに変換できる訳です。HPトークンは2:8でいいね主と記事のライターに分配されるのでお互いにアクションを起こすインセンティブが生じます。また、記事のライター側は記事投稿時に共同編集者複数人に分配率を設定しておくことができます。記事自体をNFTにするかは思考中です。また、2:8の値も今後ガバナンス等を通して調整されます。

トピックシェア

さらに上記したHPトークンと同値のトピックシェアが関係者に付与されます。トピックシェアはERC20ではなく譲渡不可の貢献度ポイントです。トピックシェアは株式のようなもので、このシェア率に応じてVP投票で予算が割り当てられた際にQuadratic(偏った権力の集中が起こらない)に新規発行トピックトークンを受けとることができます。トピックに対して質の高い記事を書いていいねを沢山獲得することで自分のトピック内での 地位が上がり、いいね権をより沢山獲得できる仕組みです。トピックシェアによってそのトピックでの信頼が可視化されます。また、トピックシェアはいいね主と記事のライター以外にもVP投票した人にも付与されます。

テストネット解説(次回)

これらの仕組みは既にL1/L2共にテストネットに実装済みで動いているので、次回の記事で使い方を解説します。KovanテストネットとOptimismテストネットで動かすことを試みたのですがOptimism自体が正常動作していなかったため、L1/L2ともにHiÐΞ独自のチェーンとノードをテスト用に立ち上げました。

なぜこの仕組みなのか?

完全に分散化させて持続可能にする

HiÐΞは仕組みを中央運営なしに分散化させてなおかつ持続可能にすることに徹底的に拘っています。

  • ソースコードはオープンソース
  • オフラインとIPFSで記事データを管理
  • 開発者報酬を割り当て別途開発の分散型タスク管理システムやGitcoinと統合予定
  • 記事はIDX/CeramicでDIDとIPFSの分散型データウェブをつかって公開
  • Dev Protocolのステーキングを統合して分散型持続可能に報酬が発生し続ける
  • 無数のオフラインノードとHiÐΞをフォークしたオンラインプラットフォームを立ち上げ可能にする
  • サードパーティアプリをAPIやOAuth認証なしで開発可能にする

経済圏にビッグマネーを取り込むコミュニティ構築プラットフォーム

HiÐΞのステーキングからトピック投票の仕組みは全プレイヤーがwin-winになるように設計されていて、なおかつ大きなお金を経済圏に呼び込むインセンティブが働きます。例えば、大きなビジョンやプロダクトを持っているプロジェクトやスタートアップであればHiÐΞにステーキングすることでプロジェクト開発自体にステーカー報酬が20-50%APYで入り、さらには自社プロジェクトのトピックを立ち上げて、HiÐΞ VPを全額投票することで10-25%APYのコミュニティ構築予算が割り当てられます。もちろんコミュニティメンバー自体からの投票もあるでしょうからコミュニティ側に割り当てられる予算が自分のステーキング額の100%以上のAPYといったことも十分考えられます。

プロジェクトについて記事を書いたり活動をしたメンバーに自動的に報酬を出すことができるのです。プロダクト=コミュニティの時代です。以前ALISというコミュニティが国内最高レベルまで盛り上がりましたが、それはブログプラットフォームを通じてコミュニティが情報発信をする場が用意されていたことが大きいと思います。また、中華のVeChainという巨大プロジェクトにブログプラットフォームを開発提供したところこちらも大変盛り上がり公式ディレクトリに掲載されて質の高い記事が連発されました。 クリプトプロジェクトやスタートアップにとって報酬付き分散型ブログプラットフォームというのは最高のコミュニティ構築ツールだと思います。

権力の集中を防ぐ

予算割り当ての投票をQuadratic Votingにするという考えもありましたが、それだと上記したビッグマネーの経済圏への流入を抑制するとの結論に至りました。何故ならステーキングを増やせば増やすほど自プロダクトコミュニティ構築への費用対効果がQuadraticに悪化していくからです。1000万円ステークする場合と1億円ステークする場合のコミュニティ構築効果があまり変わらなくなってしまうのです。

ただし、最初に大きな資金を投入した運営の権力がトピックシェアの希薄化によって自動的に分散化せざるを得ない仕組みを作ると共にQuadratic配当率の導入で特定トピックで貢献度が高すぎる人に権力が集まらない仕組みにもしています。また、トピックトークン自体はERC20なので最初からいいね権を分散させたコミュニティ構築戦略を取ることもできます。

トピックを活用したコミュニティ構築の他に無差別トピックの記事に報酬を回すフリートピック予算も30%割り当ててこちらはエコシステム全体で貢献度の可視化ができるようになっています。

あらゆる活動を持続可能にする

HiÐΞはDevのビジョンであるクリエイター開発者の活動を拡張してあらゆる活動を持続可能にします。以前crypvoというボランティアを仮想通貨投げ銭による支援で持続可能にしようというビジョンのプロジェクトの開発をお手伝いしていた事があり、Gaudiyさんにコミュニティを開設して頂いたりしてどうすればボランティア活動をアップデートできるかを数ヶ月に渡り沢山の人でひたすら議論した事があります。この時に仮想通貨 x ボランティアで効果的なイノベーションを起こすよい答えはでませんでした。こういった活動は一度寄付などで支援しても利益を上げるビジネスではないのでそれだけでは継続的に続けることができず結局活動費用が底をついてしまうからです。かといってプラットフォーム運営側もボランティア活動への寄付以外に利益を上げなければ継続できません。 DevとHiÐΞを組み合わせると、SDGsに関連する活動やボランティア活動をwin-winで持続可能に支援しその活動コミュニティを効果的に構築することができます。大きな企業さん等は節税のためにSDGsに使いたいお金が沢山余っていると聞きますが、持続可能に社会貢献のできるwin-winな仕組みはクリプトの境界を越えて活用されるポテンシャルを秘めています。

目的駆動型コミュニティ(Purpose Driven Community)

トピックを軸にコミュニティを構築できる仕組みですが、これは目的やビジョンを共有したコミュニティ単位での情報発信や共有が一番盛り上がるし相互支援しやすいという過去の試行錯誤からたどり着いた一つの答えです。僕はこれを『Purpose Driven Community(目的駆動型コミュニティ)』と名付けました。

様々なクリプトやブロックチェーンコミュニティの活動が盛り上がっているのがまさにビジョンを共有して活動しているからであると考えるのと、上記したボランティアのケースでも例えば、自分に一切関わりのない地域のゴミ拾いの活動を支援したり盛り上げたりしようとは思いません。ただし、それが自分がビジョンに共感して所属しているコミュニティの活動であれば率先して支援もするし貢献したいと思うかもしれません。

暗号通貨のDeFiステーキングによる持続可能な支援と目的駆動型コミュニティというのが様々な活動にイノベーションを起こすゴールデンコンビな気がしてなりません。

潜在ユーザー云十億人!?

また、上記したビッグマネーを巻き込んだ持続可能なコミュニティ構築の他にそもそも既存のブログユーザー&潜在ユーザーを併せて云十億人いるのではと考えています。記事データを個人の管理下に置くオフラインファーストの唯一無二な分散型CMSなので、UXを上げていけば既存のWeb2.0プラットフォームと競合することなく補完ツールとしてユーザーを大量獲得できる可能性が高いとみています。

既にALISとは相互に記事を投稿できる自由貿易を始めましたが、今後QiitaやMedium等の巨大プラットフォームも統合しクリプト界隈外のユーザーを獲得していきます。

記事執筆段階でステーキング額が7000万円を越えました。日本語でたまに情報発信するだけでマーケティングやPRは一切行っていません。急速なスケールをするのではなく、PMFをできるだけ遅らせるのがよい戦略だと思っています。時が満ちたらゼロが何個増えるでしょうか。実はちょっと怖いです(笑)

次回テストネットの使い方を書きます。


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