「怒り」についての考察
「怒り」
組織でも家族でも必ずと言っていいほど発生する「怒り」
この「怒り」のメリットとデメリットについて考察したいと思います。
Why「怒り」
人はなぜ怒るのでしょうか。
一般的に「怒る」事象が発生する場面を振り返って、「怒る」ことに関する原因を探ってみます。
- 子供が親の言うことを聞かないときに、親が怒る。
- 部下が上司の指示を聞かないときに、上司が怒る。
- (スポーツなどで) 絶好のチャンスを物にできなかったときに、監督が怒る。
- (スポーツなどで) 絶好のチャンスを物にできなかったときに、ファンが怒る。
- 子供がおもちゃをほしがっているのに親が買ってくれないので、子供が怒る。
こういったことが往々にしてあるのではないでしょうか。
この事象を一般的に表現すると
- 「ボブの期待した行動」をアリスが実行できないとき、ボブはアリスを怒る。
と言えます。
つまり、「怒り」が発生するのは、「ボブの期待する行動」と「アリスが行った行動」に開きがあるときとも言えます。
「怒り」の逆説
とても面白い発見がありました。
ボブが怒るとき、アリスに「ボブの期待する行動」を期待しています。
しかし、「アリスが行った行動」はそれを達成できていません。
この場面で、ボブが取るべき最適な行動はなんでしょうか。
思うに
- アリスが「ボブの期待する行動」を取れるような振る舞い
ではないでしょうか。
振り返って、「ボブが怒ること」は、アリスが「ボブの期待する行動」を取れるような振る舞い
なんでしょうか。
むしろ、ボブの「怒り」
ではアリスが萎縮してしまい、マイナスの効果になる可能性の方が大きそうです。
それにもかかわらず、ボブはアリスを感情的に怒ってしまうのです。
やってることと思っていることがチグハグで、とても逆説的ですね。
もしかしたら、感情表現として「怒る」をしているのかもしれません。
感情を出し切ると、スッキリしますからね。受けてる方はたまったもんじゃないですけども。
結論 of「怒り」
-「怒り」は問題解決方法には適していない
今後、怒ったり怒られるときに、最適行動について考えてみるきっかけになれば幸いです。
「怒り」の代わりにする自分なりの最適行動については、今後書いていこうと思います。
→ 続き: 怒りについての考察2