Polygon(Matic) のメインネットを使ってJPYCで記事に投げ銭できる機能を追加しました。メタトランザクションを使ってGASなしの署名だけで送金できます。ただし、手数料が0.5%または1JPYCのうち高い方が差し引かれて記事のライターに着金します。

また、任意の数と場所に袋綴じを設定できる記事作成機能を実装しました。袋綴じ部分をアンロックするのに必要な最低JPYC額を設定可能で、アンロック額以上の投げ銭をした方は記事の袋綴じされた部分を閲覧可能になります。

つまりHiÐΞで記事を書いてJPYCを稼ぎアマゾンで買い物できるクリプト時代到来です！

JPYC投げ銭機能

受け取りアドレス連携

Maticメインネットをメタマスクに追加

Chainlistを使うと簡単にMatic Mainnetをメタマスクに追加できます。

アドレス登録

マイ公開ページでメタマスク等のウォレットをMaticメインネットに接続して受け取り用アドレスを登録します。受け取り用アドレスはいつでも変更可能です。

アドレス変更をクリックすると署名を求められるので署名すると新しいアドレスが登録されます。

投げ銭

記事の上部バーにJPYCボタンが表示されているのでクリックすると投げ銭ダイアローグが画面中央に表示されます。

1円以上の任意の額を入力して投げ銭ボタンをクリックします。初回のみJPYCの送金を許可（Approve）するためのトランザクションが必要でこちらはGASで微量のMaticトークンが必要です。投げ銭自体は Biconomy というメタトランザクションネットワークの仕組み利用しているのでGASはかからず署名だけで今後何度でも実行可能です。

GASフリーな運用を持続可能にするためスマートコントラクトで手数料を0.5%または1JPYC自動徴収しています。手数料は今後の運用状況や他チェーン対応に応じて調整される予定です。

匿名投げ銭

匿名で投げ銭を選択するとユーザーアカウントを紐付けずに投げ銭できます。ログインしてなくても実行可能です。ただし、ブロックチェーンなので投げ銭のアドレス等はエクスプローラ等で誰でも参照可能な事にご留意下さい。

袋綴じ記事機能

袋とじ設定

マークダウンエディタを使うと下記の記法で袋とじにして文章を隠すことができます。袋とじは任意の場所に任意の数だけ設定可能で、これはnoteやALISといった既存のブログプラットフォームの有料記事にはない便利機能かと思います。現状マークダウンエディタでのみ設定可能ですが、今後リッチテキストエディタにも対応します。

::: hide

隠したい部分を囲う

:::

こうなります。

アンロック額設定

投稿画面で袋綴じを隠して公開にチェックを入れアンロックに必要な最低投げ銭額をJPYCで設定します。ゼロJPYCに設定すると投げ銭なしで誰でもアンロック可能な記事になります。金額はいつでも変更可能です。

袋綴じ部分のアンロック

記事ページにいくとアンロックに必要な額が表示されているので、その額以上のJPYC投げ銭をしていると記事をアンロックして袋綴じ部分を閲覧可能になります。0JPYCに設定された記事は無条件でアンロックできます。

アンロッカーズ

自分の記事であれば記事をアンロックした人の一覧が見れます。

また、トップページで自分のアンロックした記事の一覧が見れます。

==今回は、あくまで投げ銭機能の延長で袋綴じ記事をアンロックできる仕組みにしています。記事編集者が記事を非公開にすたり削除するとアンロックしていても閲覧不可能になります。ダウンロード等可能な形での購入可能な有料記事機能は別途実装しますのでご了承下さい。==

今後の展開

テスト用にこの記事にアンロック額を設定してしまったので、最後に10JPYCの価値がある裏情報を書いておきます。HiÐΞにまつわるエトセトラと今後の展開予定です。

コントラクトアドレス

最後にシンプルですがEIP712でメタトランザクションを実装した投げ銭のスマートコントラクトです。

• Matic投げ銭コントラクト: 0xB3B63f4BB2D936EdbD41851D87A3b373077A9970
• Matic JPYC: 0x6AE7Dfc73E0dDE2aa99ac063DcF7e8A63265108c