インパーマネントロスの算出あれこれ
はじめに
昨日、記事を投稿しました。
参考:某LPトークンの流動性供給を解除したからインパーマネントロスを算出してみた
その中で、インパーマネントロスの計算ツールを用いて実際の損益を計算していたのですが、もっと単純に比較したところ、異なる損失額が出ました。
上記計算ツールで算出する推定損失額は、これから流動性供給をしようとしている人にはぴったりですが、すでに提供を終えた人は、実際のLPトークンの枚数を根拠に算出するのが適切だと思い直しました。
ガチホしていた場合の価値
2021/5/26にDEPOSITしたLPトークンは、BNBとLBNBですが、流動性のその内訳は以下の通りでした。
【2021/5/26 DEPOSIT】
BNB :0.984303 × $339.54 = $334.21
LBNB:0.960278 × $348.16 = $334.33
合計:$668.54
これをそのままウォレットで保管していたら、2021/8/22には何ドル相当額になっていたかを計算します。
【そのままの場合】
BNB :0.984303 × $450.18 = $443.11
LBNB:0.960278 × $485.74 = $466.44
合計:$909.84
流動性提供後の価値
これらのトークンは、89日間の価格変動を経て、どのような内訳に変化したのでしょうか。
【2021/8/22 REMOVE】
BNB :1.00891 × $450.18 = $454.19
LBNB:0.938361 × $485.74 = $455.79
合計:$909.98
インパーマネントロス計算結果
差:+$0.43
おわりに
価格が上昇しても、インパーマネントロスの影響を受けないどころかそっちの方が得だったなんてこと、本当にあるんでしょうか・・・
算出方法自体がおかしいおそれがあるので、賢い人には指摘してほしいです。