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より分散型のインフラへ:OpenSea対応のEIP-2981とは?

SBINFT Official
2 years ago
#NFTNYC で情報解禁! OpenSea対応のEIP-2981とは?さまざまなNFTマーケットプレイスで ロイヤルティの仕組みを共通化する現在最もポピュラーなERC-721と ERC-1155で発行されたNFTに適用EIP-2981が、より分散型の インターネットへと後押しするか?SBINFT Marketおすすめ記事
より分散型のインフラへ:OpenSea対応のEIP-2981とは?

#NFTNYC で情報解禁!
OpenSea対応のEIP-2981とは?

2022年6月20日から23日までニューヨークで開催された、NFTに関する世界最大規模のイベント『NFT.NYC』。そこでOpenSeaがイーサリアムでのロイヤリティ標準規格『EIP-2981』に対応すると情報解禁されたことが、暗号資産(仮想通貨)業界で大きな話題を集めています。


『EIP-2981』を冠する『EIP』は、Ethereum Improvement Proposalsの略で、イーサリアムをより良いものにするための改善提案のことを指します。

では『EIP-2981』とは、いったいどのように今後のイーサリアムを改善していくものなのでしょうか?

この記事で、具体的に説明していきます。

さまざまなNFTマーケットプレイスで
ロイヤルティの仕組みを共通化する

https://medium.com/knownorigin/eip-2981-defining-collectives-for-multi-collab-royalties-recipients-f18a77631626

クリエイターや事業者がアート作品や音楽、チケットなどのデジタルコンテンツをNFT化して販売後、そのNFTは二次流通されることがあります。

クリエイターや事業者の需要に応えて、どのNFTのマーケットプレイスも、二次流通の際にも取引額の一部が還元されるロイヤルティの機能を実装しています。

しかし現状のマーケットプレイスは、独自のロイヤリティ機能を備えているところも存在するため、一次流通時と異なるマーケットプレイスで再販売された際は、NFTであってもクリエイターがロイヤリティを受け取れなくなるケースがありました。

そこで、さまざまなNFTマーケットプレイスでロイヤルティの仕組みを共通化するために提案されたのが『EIP-2981』です。



現在最もポピュラーなERC-721と
ERC-1155で発行されたNFTに適用

EIP-2981は、現在最も使われているERC-721およびERC-1155の規格で発行されたNFTに適用されます。

ERC-721

特徴は「非代替性」または「ノンファンジビリティ」。現在NFTを発行する際に最もよく利用されている規格です。

トークンの基本機能ともいえる所有や転送に関わる最低限の機能と、NFT化した画像や動画などのデジタルコンテンツやタイトルなどの情報を扱うための方法が定義されています。

ERC-20とは別の路線を行くトークン規格で、まさしくNFTの規格なのです。


ERC-1155

別名マルチトークンスタンダードと呼ばれる規格。ERC721などの規格では一つのコントラクトでは一つのトークンの作成と管理しかできませんでした。
しかしERC-1155では、非代替トークンも代替トークンもまとめて扱えるようするための処理が定義されています。
複数のアドレス宛にまとめてトークンを送ることもできるため、ガス代節約と利便性向上の意味で注目されています。


https://eips.ethereum.org/EIPS/eip-2981

現在EIP-2981に対応しているマーケットプレイスはまだ少ないですが、2021年7月にステータスが最終段階へと移行し、また世界最大手のOpenSeaの対応が情報解禁されたこともあって、OpenSeaを皮切りに今後徐々に増えていくと思われます。


EIP-2981が、より分散型の
インターネットへと後押しするか?


EIP-2981に対応しているプラットフォーム間であれば、プラットフォームを跨いだ場合でも、販売・再販売されるたびにNFT作成者または権利所有者は二次流通のロイヤリティの支払いを受けることができます。

2022年7月29日時点で、世界には243のNFTマーケットプレイスが存在しています。そんな中でさまざまなマーケットプレイスを跨いで横断的にロイヤリティを受け取ることができるEIP-2981への対応は重要な課題と言われています。

EIP-2981がさらなる分散化を後押しし、NFTマーケットプレイスもより機会平等なインフラとして多くの人々の生活に定着していくかもしれませんね。

SBINFT株式会社は、DAO(非中央集権)化されたエコシステムの構築を掲げ、ブロックチェーンおよびNFTに特化したさまざまなサービスの提供を行っています。

さらなる分散化を目指し、現在は2022年10月の発表を目標にEIP-2981の仕組みをさらにアップデートさせた新しいスマートコントラクト形式の開発を進めています。続報を楽しみにお待ちいただけますと幸いです。


SBINFT Market


公認されたコンテンツホルダーやNFT販売事業者、個人活動するクリプトアーティストが制作したNFTの販売(一次販売)及び、利用者同士が保持しているNFTを売買(二次販売)できるNFT売買プラットフォームサービス。
SBINFT株式会社が運営する。


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