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【序章】デジタル空間におけるNFTという革命

Ameyumi (雨弓)
3 years ago

こんにちは、雨弓です。

Hideに初めて投稿します。簡単な自己紹介をしますと、もともとBCHに特化して詳しかった人間で、2018年には「ビットコインキャッシュの革命」という本を執筆しました。2019年からはスタートアップでETHベースのアプリ開発を行っており、Twitterとクラブハウスでたまに真面目な話をしております。

自社では蒸留所の樽をNFT化してグローバルに流通可能なアプリケーションを作っています。こちらはベータ版は既に動いていますが誰でも使えるようになるまでにはもう少し時間がかかりそうですのでまたアップデートがあれば書きます。

さて、今日は巷でも大流行のNFTについてお話したいと思っています。 まずNFTのお話をする前にデジタル空間について。

Image from Gyazo

前提としてデジタル空間と比較して物理空間があります。物理空間ではナニカを『コピペ』することはできず、物体を買ったり売ったりすると所有権が移転したり、食べたり使ったりするとなくなったりします。

これは当たり前のことではありますが、デジタル空間ではこれが当たり前ではありません。0と1から構成されるデジタルなデータは『コピペ』で全く同じものを作ることができます。

Image from Gyazo

全く同じものが無限にコピーできるので、ワードやエクセルといったオフィスソフトのデータはもちろん写真、デジタルアート、音楽なども容易に複製が可能です。

とても便利な世の中になってきましたが、そうなってくるとデジタル空間において『本物』はどこにあるのでしょうか? また、もしも『本物』が決められないとなると、所有権、利用権、著作権など様々な権利についてもどうやって定めたら良いのでしょうか?

これが今までのデジタル空間では非常に曖昧であり、とても不便でした。企業が作る1つの閉じたサービス/マーケットプレイスの中では企業がお墨付きを与えることで証明も可能でしたが、その中での価値はサービス/マーケットプレイスの大きさに依存し、誰しもが利用可能な世界ではなく、デジタルアートやデジタルアイテム、その他デジタルなコンテンツを売ることはなかなか現実的では有りませんでした。

Image from Gyazo

そこに『本物』であるということを証明する技術NFTが生まれました。これは『本物』であることを証明する技術であり、コピーを防ぐ技術ではありません。

この技術によりコンテンツ製作者が『本物』を誰かに売買したり預けたり見せびらかしたりすることが可能になりました。物理世界においても、見た目が同じでも偽物のブランド品と本物のブランド品では全く価値が異なりますが、それと同じかそれ以上の違いが生まれてきています。

NFTによる革命的なポイントの1つはデジタルなデータが価値を持つことで「売れる」(需要が発生する)ようになったことです。

今まではHPやSNSで見れる画像やコンテンツには「見る」(消費する)ことが目的だったためそれ以上のアクションが発生せず、例えばどんなに良い写真を撮っても、どんなに良い作品を作ってもそのページへのトラフィックにまでしか繋がらず、その作品を見れるプラットフォームが得をする仕組みになっておりクリエイターへの還元に繋がりづらい点がありました。

しかしNFTが誕生したことによりファンが直接その作品を買いたい、所有したいという欲求を満たすことができるようなり、しかもブロックチェーンを活用して多種多様なプラットフォームにおいて取引ができるようになったことは大きな進化です。

また、もう1つ大きな特徴としては『本物』のNFTにのみ使える権利が付与されることです。現在Openseaなどで取引されている作品の大部分は『本物』か否かの違いしか無いかもしれませんが、『本物』の作品にのみ体験可能なコンテンツ内容を盛り込んだり、特別なメッセージを書き込めたりというギミックを仕掛けることもできます。

この辺はデジタルな特性を生かして時間で発動する条件や仮想通貨の値段で反応する仕掛けなど外部の情報により内容が変わるような発想が今後どんどん増えてくると面白いと思っています。

さて簡単ではありますが今日はこのへんで。 今後はざっくばらんにブロックチェーン以外も色々と雑記的に書いていければと思っておりますのでよろしくお願いいたします、それでは。


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Ameyumi (雨弓)
3 years ago
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