JPYC総選挙とともにHiÐΞは終わったのか
今回の記事では、HiÐΞの目指しているビジョンと現状について疑問に思うことを書いていきたいと思います。
HiÐΞの特徴
HiÐΞの一番の特徴はご存じのとおり、記事を書くことで報酬が得られるということです。
これは『投げ銭』という直接的なものと、トピックトークンによる『いいね投票』というものとがあります。
その他にも、Qiita等のブログプラットフォームとの相互投稿が可能で、データを自由に移動できるハブプラットフォームであることなども挙げられますが、一番の特徴はやはりその報酬システムにあると考えています。
本題に入る前に、このHiÐΞの報酬システムについて簡単に説明いたします。
HiÐΞの報酬システム(概要)
すごく簡単に言うと、HiÐΞは「Devプロトコルを活用し、Devの報酬を担保として報酬の再分配を行うプロダクト」です。
このDevプロトコルとは、DEVトークンを購入し、支援したいプロジェクトにステーキング(預けてロックする)することで利息が発生し、支援者と支援先プロジェクトの双方に利益をもたらすシステムです。
そして、HiÐΞはこのDevプロトコルのスポンサープラットフォームである『Stakes.social』において支援を受けているプロジェクトの一つです。
(厳密に言うと、『分散型ブログHiÐΞというプロダクトを作る』というプロジェクトに対しての支援?)
このDevの報酬を担保として、ブロックチェーン上で、持続可能な財源を確保し続けるHiÐΞプロトコルによって、記事への報酬が発生します。
HiÐΞプロトコルの真髄
上記で述べたHiÐΞの報酬は、財源ごとの投票権に基づく投票によって、ユーザーがトピックやコミュニティに(得票の割合に応じて)予算を分配することで需要が反映される仕組みとなっています。
このHiÐΞの報酬は、ユーザー自身の投票によって分配が決定されるという点で、SEOや運営に依存せずに記事報酬が得られるという点が特徴です。
HiÐΞの報酬制度について
再度、HiÐΞにおける報酬制度についてまとめると、
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投げ銭による直接ユーザーからユーザへの報酬
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Devプロトコルを活用した報酬を、トピック投票によって各トピックに予算を分配し、そのトピックトークンを、各記事に対する『いいね投票』によって分配する報酬
の2種類があります。
そして、トピックに投稿された記事への『いいね投票』により、クリエイターの活動の貢献度が可視化されることで、質の高い記事が正当に評価されるという好循環が生まれるというシステムです。
こういった、ユーザー自身の投票によりトピックや記事が評価されて、より高い報酬を得るために質の高い記事が投稿されるという循環を作ることで、
クリエイターが広告収入や運営に依存しない持続可能な経済的自由を獲得することになります。
そして、経済的自由を獲得することによって初めて、真の言論の自由が獲得できるというのがHiÐΞの掲げるビジョンのようです。
※間違っていたらすみません。すぐに修正いたします。
HiÐΞの現状について
上記を踏まえて、HiÐΞの現状について思うことですが、
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トピックを選択していない記事が目立つ(NFT化も)
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トピックトークンによる『いいね投票』がかなり少ない
ということが挙げられます。
トピックを選択することについては自由なのですが、トピックへの投稿記事についても『いいね投票』が以前に比べてかなり減少していると考えています。
(一方、私は『いいね投票』しすぎてウォレットにトピックトークン(シェアも)が常に枯渇している状況。)
『いいね投票』したいと思う記事も多いのですが、されている記事はあまり多くありません。
私も先日のJPYC総選挙-ハンガーゲーム-の際に、新規トピックを作成(ウイスキートピック)しました。
まだ予算の分配がないため『いいね投票』は出来ていませんが、他のトピックではトピックトークンが枯渇しているということはないと思うのですが。。
トピックトークン大量保有者の非活性化や流出が原因の一つならば、もはやトピックトークンの償却期限は半年か数カ月程度でもいいのではとも思います。
JPYCハンガーゲーム期間中は、投げ銭額に応じてVP(投票権)が分配されたためか、良い記事には相応の投げ銭があり、また『いいね投票』も盛んにされていたと感じています。
翻って現状を鑑みると、トピックトークンによる『いいね投票』は影をひそめ、Anonymous(匿名さん。運営なのか?)からのほぼ均一な額の投げ銭が支給されているだけのように思えます。
そのせいか、トピック選択もNFT化もされていないうえに独りよがりのクソ記事が目立つような気がする。
今後について
JPYCハンガーゲームは終わったのか、もう予算は分配されたのか。
それともあれは残暑厳しい時期(タイに残暑はない)に私が見た幻だったのか。。。
確かに、誰でも簡単に始められて、なんでもいいから投稿すればAnonymousから投げ銭がもらえる。
そして、これはと思う良記事にはトピックトークンではなく、JPYCによる投げ銭を行う。
これでもいいのかもしれないけど、これがトピックを中心としたユーザー主体のコミュニティ形成によって、持続可能な経済的自由を獲得するということなのでしょうか。
今後、ステーキングされているDevを活用したハンガーゲームも行われるようです。
現在、作成したウイスキートピックへの参加者を募集しており、世界初のウイスキーNFTを発表した「UniCask」のDiscordにHiÐΞの記事を投稿するとともに、HiÐΞへの参加を呼び掛けています。
(UniCaskの運営様が私のHiÐΞ記事を引用してくださったことがきっかけです。)
今後トピックを盛り上げて、HiÐΞ経済圏を広げていくためにどうしたらいいかを考えています。