【Polygon→Ethereum】JPYCに旅をさせました【無事死亡】
はじめに
海外ニートのANE(あね) です。
先週、HiÐΞに勧誘した同居人のGOX事件を記事で公開したところ、みなさまからお悔やみのお声とあたたかいお気持ちを頂戴し、無事供養できたしだいです。
ありがとうございました。
その際、コメントで質問を受けたことをきっかけに、JPYCを起点とした資金の移動について知りたい方がいるのかもしれないと思いました。
ANEの同居人のように、
- 「polygonチェーンにJPYCとDOGGODが貯まっていくのをただ見ている」
- 「初めてのブロックチェーンがpolygon❤️」
という、逆にハイレベルなビギナーさん向けに、JPYCを起点に資金を移動させる方法をスクショ付きでまとめました。
概要
BTCでもUSDCでもなんであれ、資金を移動させるのって、今でも慣れないし、どきどきします。
polygonのほかに人気のチェーンといえば、BSCやSolanaなどありますが、まだまだEthereumのシェアが高いです。
これはDefiの担保資産総額です。 (出典:Defi Llma)
次に、その中のEthereumの担保資産総額です。 (出典:Defi Llma)
現在総額の7割以上がEthereumで取引されているのですね。
ほかにもさまざまなチェーンがあります。
(出典:Defi Llma)
もともとANEは BSC(Binance Smart Chain) の民だったため、必要に迫られた時(DEVを買う時とか)しかEthereumを使わないです。
なんせ今はETHの価格高騰により、Ethereumのガス代(ETH)が高いので、手数料で1万円とか取られるともう、庶民からはEthereumがさらにどんどん遠のくわけです。
それでも今回は、某取引所(Ethereum)にいつでも入金できる状態にしたいので、「Ethereumに資金を移動させておくこと」をANEのゴールとします。
JPYCをpolygonからEthereumへ移動させる
鉄の掟
polygon大陸→Ethereum大陸
大まかな流れとしては、ブリッジすればそれで終了です。
大誤算
やりたいことはブリッジだけなのですが、それに付随する作業がいくつかあり、しかも簡単ではないので、GOXには要注意です。
1.基軸通貨のETHを準備する
ところ変われば、そこで使われる基軸通貨も(ドルがポンドとかに)変わりますよね。
Ethereum大陸で使う燃料として、まずは ETHを抱えて Ethereumに乗り込みましょう。
HiÐΞ経済圏の民は、JPYC✨ がウォレットに貯まっていると思いますので、これをETHに交換してからEthereum大陸に移動します。
JPYC→ETH(QUICKSWAP or paraswap)
大半の方はQUICKSWAPを使うと思いますが、paraswapの方がレートが有利な時もあるので、両替時は常に両方見比べるようにするといいです。
👇USDCのレートを比べたときは、paraswapの方が0.0003USDC分お得でした。(ETHのは撮ってなかったです。)
WETH
なお、ETHに交換したJPYCは、「WETH(Wrapped ETH)」として着金します。 ほぼETHだと思ってください。
ANEのようにならないためには、スクショのような低額を真似せず、20,000JPYC以上を大盤振る舞いしましょう。
「ガス代が足りなくなったからまたブリッジ♪」なんて(ガス代の高騰で)気軽にできないのがEthereumの怖いところですから、ETHは多めに準備することをおすすめします。
2.ブリッジ代のETHをEthereumに準備する
1.では、今後のEthereumでの取引に備えるためのETHを準備しました。
次は、今回polygonからブリッジするための手数料を別で準備します。
ブリッジするETHとは別に、ブリッジ手数料がETHで請求されます。
これはブリッジする額からは引いてくれないので、ブリッジ先のEthereumでETHを準備するしかないです。
今回は、貯まったJPYCを他のチェーンで使いたいときの予行練習だから
ANEはすでにMETAMASKのEthereumネットワークにETHを持っていたので、これは盲点でした。
飛ばすためのETHをEhtereumに準備する必要がある
(1)国内取引所経由
ということで、EthereumにETHをまだ持っていない日本居住者は、国内取引所(GMO、DMM等)から日本円でETHを買って、METAMASKの「イーサリアムメインネット」に送ってください。 (手順:他人のブログ)
METAMASKでふだんpolygonしか使わないHiÐΞ経済圏の民も、「イーサリアムメインネット」というネットワークを皆さん実は持っています。
👇このアドレスに送金します。
(2)海外取引所経由
EthereumにETHをまだ持っていない国内取引所未開設の方や海外居住者は、海外取引所(Binance等)からクレジットカード(日本円等)で手数料2%払ってETHを買って、同じようにMETAMASKの「イーサリアムメインネット」に送ってください。
ネットワークを間違うと問答無用でGOXし、二度と返ってきません!
Ethereumに行きたい時は、ERC20!
なお、ネットワークの選択を間違った人の記事はこちら
👉「HiÐΞに勧誘して1週間でSELF GOX」
また、送金するETHの金額は、少ないとダメです(意味が無くなってしまう)。
ETHの価格と混み具合にもよりますが、2万円以上といったところでしょうか。
ブリッジ(polygon Wallet v2)
ガス代(ETH)を十分に準備できたら、いよいよEthereum大陸へ移動します。
やり方はいろいろありますが、公式のpolygon Wallet v2を使うといいと思います。
実はQUICKSWAPからも飛べます。
Withdraw to Ethereum
JPYCから交換したETHがウォレットに表示されているはずなので、「Withdraw」を押します。
Tranfer Mode
polygonからEthereumになっていることを確認し、ETHをMAX入れます。
その際、Transfer Modeが「PoS Bridge」になっていることをこの目でしかと確認してください。
希望と違うモードになっている場合は、「Switch Bridge」から変更できます。
万が一「Plasma」を選んでしまうと、着金まで最大7日(!)かかると書いてあります。
「PoS」だと最大3時間と書いてありますね。
Transfer
「Transfer」を押すと、注意事項が出てきます。
- 「PoS」だと最大3時間、「Plasma」だと最大7日かかります
- トランザクションを開始したら、止めること (キャンセル)はできません
了承できたら「Continue」を押します。
GAS
いよいよブリッジ代の概算が出てきました!
これを払うために、わざわざETHを別口でpolygon以外から調達してもらったのです。
- ブリッジのために、トランザクションを2つ起こすよ
- それぞれの請求額はこちら
polygonを出るときは、MATICでガス代を請求されますが、さすがpolygon!
ほぼ¥0✨ この安さですよ!!
一方でEthereumに入るときは、ETHでガス代を請求されますが、なんと $73.30(≒¥8,063) !!(白目)
ふだんからBSCとpolygonの優しさに浸かっていたANEには、久々のEthereumは刺激が強く、心拍数が上がりました。
このガス代が呑めれば、「Continue」を押します。
polygonから出る
polygonの処理をする画面で、改めてTransfer Modeとガス代(MATIC)が表示されます。
了承できれば「Continue」で進みます。
実際に消費したMATICはこちらです。すばらしい。
Initiate(開始)
これでトランザクションをひとつ発生させることができました。
次のチェックポイントに到達するまでは30分ほどかかったので、この画面が変わるまで気長に待ちます。
混んでいるときは3時間はみた方がよさそうなことが書いてありますね。
Withdraw Initiate(引出し開始)
画面が変わって、「Continue」ボタンが押せるようになります。
赤字で書いてありますが、ここでMETAMASKのネットワークをEthereumに変更する必要があるそうです。
当然ここまでpolygonネットワークで進めてきたので、METAMASKを起動して「イーサリアムメインネット」に変更しましょう。
いよいよEthereumに突入です。
「Continue」を押すと、ガス代ETHが請求されます。
実際の請求額は、、、こちらです、、、、
$116.14(≒¥12,775)!?
Ethereumに持っていたETHの残高では足りず、ガス欠 を起こしてしまいました😢
ガス代をかき集めている間にETHは価格を上げ、最終的にブリッジ代として消費したETHはこちらです!!
$209.47(≒¥23,041)!?
Complete(完了)
くるくるしている画面が変わると、ブリッジ完了です。
3時間ほど待って、METAMASKのイーサリアムメインネットを見てみると、ETHが着金していましたとさ。
おしまい!!!!
おわりに
姉なにしに行ったの?
Ethereumから帰還した所感
とにかくEthereumの手数料は我々polygonの民には高すぎます。
HiÐΞ経済圏でたくさん貢献して、まとまった金額(数万単位)でJPYCが貯まったら、ガス代ETHの足しにするためにEthereumに行くのはいいと思いました。
ただ、そうでなければ、もっと早くて安いサイドチェーンがいっぱいありますから、たとえばBSCとかSolanaとか、Ethereum以外のチェーンで遊ぶ方が、身の丈に合っていると感じて帰ってきました。
決意表明
庶民には旅費がめちゃくちゃ高かったです…
HiÐΞでちゃんと評価されるように、また今日から貢献します!