NFTよくわかってない人がSUSHI TOP SHOTを興味本位で買ってみた体験記
7/7〜13までの7日間、鮨店の銀座渡利さんがNFTプラットフォームnanakusaにおいて包丁さばきなど職人さんの所作をNFT化した「SUSHI TOP SHOT」を販売したのは記憶に新しい出来事かと思います。
私はNFTのことはよくわかっていないのですが、わかっていないなりに「お祭りだ!」と思って参加してみたのでその時の記録を書いておきたいと思います。
ちなみに私の理解度はメタマスクのアカウントは持っててOpenSeaでNFT作ってみたことだけある、というレベルです。
7/7(1日目) ウニ
この日は販売会の存在を失念しており、参加できず。21分で完売したというのを翌日知ってすごいなと思う。
7/8(2日目) トリガイ
この日もなんやかんやぼーっとしていて、21:10頃に仮想NISHIさんのClubhouseの通知が来てはじめて販売会が開催されていることを思い出す。
ちょっと買ってみるかと思って買い方を調べていると、ETHではなくMATICで買わないといけないことを初めて知る。メタマスクからMATICネットワークに接続するやり方を調べていたところ、CryptoTimesさんの記事を見つけてなんとか接続完了。
その後はこの2つのステップがあることが判明。
①EthereumメインネットからMATICネットワークにETHを転送②Quickswapを利用してMATICネットワーク上でETHをMATICにスワップ
やっているうちに①と②を混同してしまいやや手間取る。無事MATICを使えるようにはなったのが21:40頃で、当然買えず終了。15分で完売していたようです。
7/9(3日目) のど黒
せっかくMATICも導入してこの日は準備万端。張り切って20:55にはパソコンの前で待機。Clubhouse・Twitter・nanakusaのSUSHI TOP SHOTの画面を開いて21:00を待つ。
21:00になってnanakusaを更新した瞬間 New Dropにのど黒たちが一斉に表示される。
One of のど黒s をクリックして「BUY」を押下するも、メタマスクのログインを忘れていたことでややタイムロス。
結局無事ログインできてloadingの画面へ、これで勝利を確信するも…あら?いつまで経っても購入が完了されない。詳細をPolygon Scanで見ても、Statusは”Pending”のまま…どういうことだ?と訝しんでいると、Clubhouseから「ガス代10000wei!!」の声が… 「そうか、ガス代が足りないのか」…思わずひとりごちていた。
私の買い注文はデフォルトのガス代で出していたため、他の参加者の注文に比べて当然安く、注文がdoneされていないようだった。
ガス代の争いとはこういうことかと初めて実感。「手数料を多く払ったトランザクションの方が通りやすい」というあまりにも経済合理的なシステムをまざまざと見せつけられて改めてブロックチェーンの恐ろしさを思い知る。
とはいえ1ETH=10^18weiなので、10000weiでもたかが知れていますが…この日は13分で完売でした。
7/10(4日目) 穴子
この日は所用のため参加できず。販売開始3分22秒で完売との報せを聞き、震える。50個以上のNFTの完売までの時間としては日本記録だった模様。
7/11(5日目) 車海老
一昨日のガス代問題や昨日の穴子3分22秒完売案件を聞いて若干やる気を無くしており、この日も気づいたら21:00を過ぎていた。
連日の21:00スタンバイで、「先行抽選で落選したライブのチケットを取るために一般販売で朝10:00にF5キーを連打していた時代」を思い出した。大体接続がタイムアウトになって取れた試しがないのでもう朝起きるのがめんどくさくなってくる。学習性無気力の典型例である。
この日はどうやら1分59秒で完売したようで、前日にマークした日本記録をセルフ更新しました。すごい。
7/12(6日目) 赤身
こんなことを言ったら一生鮨屋に行くなと言われそうだがウニ、貝、甲殻類がそこまで得意ではない自分にとっては赤身が初めてめちゃくちゃ食べたいネタであった。まあNFTだし、職人さんの所作であるし、全く関係ない。
気合を入れ直していつも通り20:55にスタンバイ、販売開始を待つ。
21:00になってnanakusaを更新、一斉に表示される赤身たち。一方、Clubhouseではそもそもnanakusaへの接続ができない方も出ているようだった。自分はなんとか赤身の購入画面まで辿り着けたので一安心。3日目の反省を活かしてガス代を10000weiにしてBUYして、今度こそ勝利を確信するも.…..何故かトランザクションがエラーになってしまった。
Clubhouseに耳を澄ますと、エラー500!504!の声が...なんとアクセスが集中しすぎてサーバーがダウンしてしまっているようだった。
自分も新しいタブからnanakusaのSUSHI TOP SHOTのページにアクセスしようとするが、やはり500エラーになってしまう...
一番最初にクリックした赤身が買えているのか気になって所有するNFTを見られる画面にアクセスしようとするが、こちらももちろんサーバーダウンのため見られず。(なんかOpenSeaも全然見られなかったような気が...こちらは私の回線の問題かもしれません。)
そうこうしているうちにClubhouseでは「アクセスできた!トランザクション通った!」の声が。サーバーは復活したようで、(8分間のサーバーダウンを除き)結局12分で完売。
そして結局10MATIC分のトランザクションがエラーになったまま返ってもこない状況になってしまった。。(多分...)
7/13(7日目・千秋楽) 鉄火巻
そして迎えた千秋楽。前日の事件もありかなり望み薄を覚悟してパソコン前にスタンバイ。メタマスクも先にログインしておき文字通り準備万端。
21:00になり、この日はどうやらサーバーが落ちたりしていない模様。更新してすぐ表示される寿司はアクセスが集中しそうなので、画面をスクロールして真ん中からやや後ろの寿司に狙いを定める。BUYをクリック、ガス代10000weiで一発で仕留め、無事鉄火巻をゲット。そして謎の達成感!
最終日は6分47秒で完売だそうでした。
鉄火巻の包丁さばきはめちゃめちゃかっこよく、巻物に占める刺身の部分の割合もとても多かったのでぜひ渡利さんに足を運んで食べてみたくなりました。
おわりに
あまりNFTというかブロックチェーン周りのプロダクトを触ったことがなかったので新鮮で面白かったです。DeFiもほぼやったことがなかったのでガス代がどうのとか実体験として味わったことがなく、トランザクションがエラーになったり何だりと今回は色々と勉強になりました。というか今後も色々と勉強しないといけないマーケットだなと思いました。何かこいつ言ってることおかしいぞ!こんなことも知らないのか!という点があったら遠慮なくぶったたいてください。将来的にはウェブのように何もわからんでも誰でも使えるようになってくれるといいなというかそうなると思いますが...
今後も色々な作品がNFTになってくれると良いなと思います。大谷翔平のホームランやギタリストの超絶プレイなど、動画映えするものが面白そうですね。それではまた。