VS CodeでGitHub Copilot FreeのAgent Modeを有効にする方法
Deep researh でメモ
VS CodeでGitHub Copilot FreeのAgent Modeを有効にする方法
GitHub Copilot Freeは、月2,000回のコード補完と月50回のチャットが利用できる無料プランです (GitHub Copilot Free)。ここでは、Windows環境のVisual Studio Code (VS Code)でこのCopilot Freeをセットアップし、**Agent Mode(エージェントモード)**を有効にする手順を解説します。Agent Modeを使うと、Copilotが自身でコードを修正・実行しながら問題解決を支援してくれる実験的機能です。以下の手順に従って準備を進めましょう。
1. GitHub Copilot Freeの登録方法
まずGitHub Copilot Freeを利用できるように、GitHubアカウントの準備とCopilot Freeプランの有効化を行います。
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GitHubアカウントの用意: Copilot Freeを使うには個人用のGitHubアカウントが必要です。まだ持っていない場合はGitHub公式サイトで無料アカウントを作成してください。クレジットカードや有料サブスクリプションは不要で、GitHubアカウントさえあればすぐにCopilot Freeを利用開始できます。
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Copilot Freeプランの有効化: GitHubアカウントでサインインしたら、Copilot Freeを有効にします。方法は2通りあります。
(A) VS Code上で有効化する方法: VS Codeを開き、タイトルバーのCopilotアイコン(🜄 マーク)をクリックしてメニューから「Use AI Features with Copilot for Free...」(Copilotの無料AI機能を使う)を選択しま】。コマンドパレット(Ctrl+Shift+P
)から同じ項目を選んでも構いません。この操作でCopilotのチャットビューが開き、「無料でCopilotを使用するにはサインインしてください」といったメッセージが表示されます。続けて「Sign in to Use Copilot for Free」(Copilot Freeを使うためにサインイン)ボタンをクリックし、GitHubアカウントでの認証手続きを行ってくださ (【VSCode】GitHub Copilot Freeを使えるようにする)】。ブラウザでGitHubの認証ページが開くので、ログインしてアクセス権を承認します。承認が成功するとVS Codeに戻り、「Welcome to Copilot」と表示されてCopilot Freeプランが有効化されま (Github Copilotがvscode無料で利用できるように! - Qiita) (【VSCode】GitHub Copilot Freeを使えるようにする)】。
(B) ブラウザで有効化する方法: VS CodeからではなくWeb上で設定することも可能です。GitHubにログイン後、Copilotの公式ページにアクセスし、案内に従って「Copilotを無料で試す」等のボタンがあればクリックしてください。GitHubの設定ページ上でCopilot Freeプランを有効化でき、成功するとアカウントに無料枠が適用されま (Use GitHub Copilot for free in Visual Studio - Microsoft Learn)】。
✓ポイント: Copilot Freeプランは個人用GitHubアカウントでサインインするだけで利用可能になり、特別な申し込みやクレジットカード登録は不要で (GitHub Copilot FreeプランがVS Codeで利用可能に。そしてGitHub ...)】。有効化後は、次の手順でVS Code上でCopilotを使う準備を進めます。
2. Visual Studio Codeのセットアップ
次に、VS Code自体とGitHub Copilot拡張機能のセットアップを行います。既にVS Codeをインストール済みの場合は、このセクションは確認程度で構いません。
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VS Codeのインストール(必要な場合): お使いのWindowsにVS Codeがインストールされていない場合、まずVisual Studio Code公式サイトからWindows版のインストーラをダウンロードしてインストールしてくださ (VSCodeでGitHub Copilot無料版を使う方法と制限について【GitHub ...)】。インストール後、VS Codeを起動します。
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GitHub Copilot拡張機能のインストール: VS Codeを開いたら、左のサイドバーにある拡張機能(Extensions)アイコン(四つのブロックのようなマーク)をクリックします。検索バーに「GitHub Copilot」と入力し、GitHub社提供の公式拡張機能を見つけて「Install」ボタンを押しま (VSCodeでGitHub Copilot無料版を使う方法と制限について【GitHub ...)】。インストールが完了すると、VS Codeの右下にCopilotのアイコンが表示されるか、あるいはポップアップでサインインを促される場合があります。
- Copilot Chat拡張のインストール: Copilotのチャット機能やAgent Modeを使うには、GitHub Copilot Chat拡張機能も必要です。引き続きExtensionsビューで「GitHub Copilot Chat」を検索し、GitHub社の拡張機能をインストールしてください。これにより、エディタ内でCopilotとのチャットや高度な補助機能(エージェントモード含む)が使えるようになりま (GitHub Copilot Extension Chat function not appearing in VSCode)】。
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GitHubアカウントへのサインイン: 拡張機能のインストール後、VS Code上でGitHubアカウントへのサインインを行います。通常、拡張機能を初めて有効化した際に「GitHub.comにサインインする」という通知が上部に表示されます。その場合は通知をクリックしてくださ (【VSCode】GitHub Copilot Freeを使えるようにする)】。あるいは画面左下のアカウントアイコンをクリックし、「Sign in with GitHub」を選んでもサインインできます。クリックするとWebブラウザが開き、GitHubアカウントへのログインとCopilot拡張機能のアクセス許可を求められます。ログイン後、「Authorize GitHub Copilot」などのボタンを押して認可しましょ (【VSCode】GitHub Copilot Freeを使えるようにする)】。認証が成功するとブラウザから「認証が完了しました。VS Codeに戻ってください」といったメッセージが表示され、VS Code側でサインインが完了します。
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動作確認: VS Codeに戻り、エディター右下あたりにCopilotのアイコン(四角いロボットのようなアイコン)が表示されていればサインイン完了です。エディタ内で簡単なコードを書いてみて、入力補完の提案が灰色文字で表示されるか確認してみましょう。これでGitHub Copilot Freeの基本的なセットアップは完了です。もし補完提案が出ない場合、VS Codeを再起動するか、拡張機能が有効になっていること、そしてインターネット接続があることを確認してください。
✓ポイント: Copilot拡張機能導入後の初回サインイン時に、GitHubアカウントとVS Codeが連携されます。この連携によってあなたのアカウントにCopilot Freeの利用が紐付けられ、月2,000回までの補完や月50回までのチャットがVS Code上で可能になりま (GitHub Copilot Free)】。
3. Agent Modeの有効化方法
**Agent Mode(エージェントモード)**は現在プレビュー段階の機能であり、**VS Code Insiders(インサイダーズ版)**でのみ利用可能で】。そのため、Agent Modeを試すには通常のVS CodeではなくInsiders版を使用し、設定を有効化する必要があります。以下の手順でAgent Modeをセットアップしてください。
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VS Code Insidersのインストール: VS Code Insidersは新機能をいち早く試せるVS Codeのプレビュー版です。通常版とは別にインストールできます(共存可能です)。公式サイトのVS Code InsidersダウンロードページからWindows用のInsiders版をダウンロードし、インストールしてくださ (GitHub Copilot: The agent awakens - The GitHub Blog)】。インストール後、Visual Studio Code - Insidersを起動します(緑色のアイコンがInsiders版です)。
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Copilot拡張機能の設定(Insiders版): Insiders版でも先ほど導入したGitHub CopilotおよびCopilot Chat拡張機能を使用できます。ただし、通常版とは別環境のため、必要に応じて拡張機能を再インストールし、GitHubアカウントへのサインインをInsiders上でも行ってください(手順は通常版VS Codeと同様です)。
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Agent Modeの有効化: Insiders版のVS CodeでCopilot Agent Modeを有効にします。
- 設定を開く: メニューの「歯車 (設定)」アイコンから「Settings」を開くか、
Ctrl + ,
(Ctrlキーとコンマ)を押して設定画面を表示します。 - 設定項目を検索: 検索バーに「Copilot Agent」と入力します。すると**「GitHub Copilot Chat: Agent: Enabled (Experimental)」という設定項目が見つかりま】。この項目にチェックを入れてtrue(有効)**にしま (Copilot Edits - Visual Studio Code)】。
- settings.jsonで直接設定する方法: GUIから項目が見つからない場合は、設定画面右上の「{ }」アイコンをクリックして
settings.json
エディタを開き、次の行を追記しても有効化できます:
設定を保存すると、Agent Modeが有効になります。"github.copilot.chat.agent.enabled": true
- 設定を開く: メニューの「歯車 (設定)」アイコンから「Settings」を開くか、
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Agent Modeの有効化確認: Agent Modeを有効にすると、Copilot Chatビュー内で**「Agent」モードが選択可能になります。VS Code InsidersのサイドバーにあるCopilotアイコン(🜄)をクリックしてCopilotチャットビューを開きます。チャット入力欄の上部(モデル選択ドロップダウン)に「Edit」または「Agent」といったモード切替が表示されているはずです。ここで「Agent」を選択し (GitHub Copilot: The agent awakens - The GitHub Blog)7】。あるいは、
Ctrl+Shift+Alt+I
(またはCtrl+⌥+I
)ショートカットでCopilot Editsビュー**を開き、画面上部のモード選択メニューから「Agent」を選択しても同様に切り替えられ (Copilot Edits - Visual Studio Code) (Copilot Edits - Visual Studio Code)7】。 -
必要に応じてVS Codeを再起動: 設定変更後、Agentモードが反映されない場合はVS Code Insidersを再起動してください。それでも「Agent」のオプションが見つからない場合、Insiders版やCopilot拡張のバージョンが最新であることを確認してください。
✓ポイント: Agent Modeは現在公開プレビュー扱いのため、設定で明示的に有効化する必要があり (GitHub Copilot: The agent awakens - The GitHub Blog)3】。有効化に成功すると、Copilot Chat内でEditモード(通常のコード補完提案)とAgentモードを切り替えられるようになります。次の項目では、Agent Modeの基本的な使い方と、無料プランにおける注意点について説明します。
4. Agent Modeの基本的な使い方と無料枠の制限
Agent Modeを有効にしたら、実際にそれを使ってコードの自動補完・修正を行うことができます。また、無料プラン利用時の回数制限とその確認方法についても把握しておきましょう。
4-1. Agent Modeの使い方
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Copilot Chatビューの起動: VS Code Insidersで左側のCopilotアイコンをクリックし、Copilot Chat (またはCopilot Edits) ビューを開きま (Asking GitHub Copilot questions in your IDE)7】。エディタ上で右クリックメニューから「Ask Copilot」を選んだり、コマンドパレット(
Ctrl+Shift+P
)で「Copilot Chat: Open Chat」と入力して開くことも可能です。 -
Agentモードへの切替: チャットビュー右上のモード選択ドロップダウンから「Agent」を選択し (Asking GitHub Copilot questions in your IDE)7】。これでエージェントモードがONになります(「Agent」と表示されていればOKです)。
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プロンプトの入力: テキストボックスに、実行させたいタスクや修正内容の指示を入力します。例えば、「
Create a Python function that reads a CSV file and prints the first column
」(CSVファイルを読み込んで最初の列を出力するPython関数を作って)や「Fix the bug in the above code
」(上記コードのバグを修正して)といった指示を英語で与えます。日本語で指示することも可能ですが、現状は英語の方が精度が高いでしょう。 -
Agent Modeの動作: プロンプトを送信すると、CopilotがAgentモードで応答します。他のAIチャットと異なり、Agentモードでは必要に応じてコードを自律的に編集・実行し、タスク完了を試み5】。例えば、エージェントは以下のようなアクションを自動で行うことがあります:
- コードを編集または新規ファイルを作成し、指定の機能を実装する
- コード内のエラーやバグを検出し、自動的に修正5】
- ターミナルコマンドを実行してテストを走らせたり、アプリをビルド/実行5】
実行された操作や出力結果はCopilotチャット内に表示されます。例えば、「ファイルXを作成しました」「テストを実行し、すべて成功しました」のようにログが逐次報告されます。あなたはその過程を確認し、必要ならチャットで追加の指示を出すことができます。
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結果の受け取りと適用: Agentから提案されたコードや修正がチャット内に提示されたら、内容を確認しましょう。必要に応じて「Approve(承認)」や「Apply Changes(変更を適用)」といったボタンが表示される場合がありますので、変更を適用したい場合はクリックします。適用すると実際のエディタ上のコードに反映されます。修正内容に納得がいかない場合は「Regenerate(再生成)」を促したり、チャットでさらなる指示を与えて調整することもできます。
✓ポイント: Agent Modeは強力ですがまだ実験段階のため、意図しない変更や操作を行う可能性もあります。重要なプロジェクトで使う際は、バージョン管理システム(Git等)で変更履歴を管理しつつ試すと安心です。また、Copilotに与えた権限はVS Codeの制限内で動作しますが、不安な場合はAgent ModeをOFFに戻す(モードを「Edit」に切り替える)ことも簡単にできます。
4-2. 無料枠の利用制限と確認方法
GitHub Copilot Freeプランには、月あたりの利用回数制限があり (GitHub Copilot Free)4】。この制限に達すると、その月の残り期間はCopilotからの提案やチャット回答が行えなくなるため注意が必要です。
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コード補完: 月2,000回まで – エディタ内でコード入力時にCopilotが提案を行い、Tabキーなどでその提案を受け入れた回数がカウントされ8】。月間2,000回(1日平均約80回)の補完提案受け入れが上限4】。通常のコーディングで十分な回数ですが、大規模な作業では上限に近づく可能性もあります。
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チャット問い合わせ: 月50回まで – Copilot Chat(Agent Modeを含む)でメッセージを送信する回数が対象 (GitHub Copilot Free)4】。こちらも月50回(1日あたり約1〜2回ペース)のやりとりが可能です。それ以上チャット質問しようとすると新規メッセージが送れなくなります。
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上限到達時の動作: いずれかの上限に達した場合、Copilotはそれ以上の応答や提案を行いません。例えばチャットで上限を超えた場合、「これ以上は対応できません(リミットに達しました)」といった通知が表示され (GitHub Copilotに無料プランが登場、機能面での制限は少ないものの ...)6】。コード補完の場合も、新たな提案が表示されなくなります。上限は毎月リセットされ、翌月になれば再び利用可能になり (GitHub Copilotに無料プランが登場、機能面での制限は少ないものの ...)6】。
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利用状況の確認方法: 現在のところ、VS Code上にはリアルタイムの利用回数を確認する機能はありません8】。上限に近づくと特に警告は出ず、到達した時点で通知される仕様 (About GitHub Copilot Free)5】。ご自身の利用ペースを把握しておくことが大切ですが、もしGitHubアカウント設定ページ**にCopilot Freeのステータス表示があればそこで確認でき (Use GitHub Copilot for free in Visual Studio - Microsoft Learn)3】。GitHubの設定(Settings)内に「Copilot」セクションがあり、残りの無料枠が表示される場合があります。将来的にVS Code側でも「Copilot Free Status」を確認できる機能が追加される可能性がありますが(現時点では未実装)、上限到達時には必ず通知が出るので安心してくだ (About GitHub Copilot Free)5】。
✓ポイント: 無料枠の上限に達した場合は、当月はそれ以上Copilotを利用できない点に注意しまし (GitHub Copilotに無料プランが登場、機能面での制限は少ないものの ...)6】。上限に達してしまったら翌月まで待つか、有料のCopilot Proプランへの切り替えを検討してください(本回答では有料プランの詳細説明は割愛します)。まずは無料枠内で十分にCopilotの便利さを体験してみて、必要に応じてプランを選ぶと良いでしょう。
以上、Windows環境のVS CodeでGitHub Copilot FreeのAgent Modeを有効にする手順を説明しました。GitHubアカウントの準備から始め、VS Codeでの拡張機能セットアップ、Insiders版でのAgent Mode有効化、そして基本的な使い方と制限事項まで順を追って紹介しました。公式ドキュメントや参考リンクも適宜提示しましたので、困ったときは【】内の参照先も確認してみてください。CopilotのAI補助を活用して、快適なコーディングをお楽しみください!
参考資料:
- GitHub公式: 「About GitHub Copilot Fre (GitHub Copilot Free)8】
- GitHub公式ブログ: 「GitHub Copilot FreeプランがVS Codeで利用可能 (GitHub Copilot FreeプランがVS Codeで利用可能に。そしてGitHub ...) (GitHub Copilotに無料プランが登場、機能面での制限は少ないものの ...)6】
- Microsoft公式ブログ: 「Announcing a free GitHub Copilot for VS Cod4】
- VS Codeドキュメント: 「Copilot Edits と Agent Mod (Copilot Edits - Visual Studio Code) (Asking GitHub Copilot questions in your IDE)7】
- その他: Qiita (Github Copilotがvscode無料で利用できるように! - Qiita) (【VSCode】GitHub Copilot Freeを使えるようにする)8】、Microsoft Tech Community5】など