ボクセルアートは儲かるか?
答えは今はそんなに儲からない。 正しくは一部の人だけ儲かる、かな?
2016年からの流れを軽く紹介します。(年とか間違えてたらごめん)
2016年のボクセルアート
私がボクセルアートを始めた2016年はそりゃもうボクセルアートなんて知られてませんでした。 もちろんすでにボクセルアートをやっていた人はいたし、医学の分野ではボクセルが使われていました。 でも知名度はないし、専門的すぎるし、ソフトもまだ使いにくいしであらあらって感じでした。
QubicleとMagicaVoxel Qubicleは32bitなのでMacでは使えなくなってしまいましたね。
Twitterで「ボクセル」「ボクセルアート」で検索したら私のツイートが無限に出てきてげんなりしました。自分のツイートなんて見たくないよ。 ゲームでも使われていましたが、本当に一部でちょっと話題になり終わり。 全く流行ってませんでした。
おそらく2019年〜2020年が転換期
そんな不遇の時代を4年ぐらいすごしたボクセルアートですが、なんとなんと一大ブームがきます。一部の界隈で。
それはなにか、そうVRChatです。
VRChatはVR空間でアバターと呼ばれる自分の分身を使って、他人とコミュニケーションをとれるというものです。詳しくは調べて。 このVRChatが流行った理由のひとつに「自分のアバターを好きなものにできる」というものがあり、自作のアバターを使うこともできたのです。 でも3Dって難しいじゃないですか?Blender?Maya?え?無理じゃない? そんなあなたになんとボクセルアートという簡単に3Dモデルが作れちゃうものがあります。 ということです。おわかりいただけたでしょうか。
(ここでこっそり言っておきますが、実は2018年?に今話題のThe SANDBOXもありましたベータ版ぐらいだったかと思いますが。その他にもUplandなどもボクセルに手を出してました。中国の某教育系サイトも使おうとしていましたね。2018年は手探りの年でした。)
稼げる可能性がでてきた2021年
きました2021年。 3月あたりからNFTアート(クリプトアート)が流行りはじめ、それに伴い仮想空間での土地の売買も活発になってきましたね。 そして注目されているのが「The SANDBOX」です。 ボクセルアートの世界を冒険できたり、アセット(アイテムやキャラ)を作ったり、ゲームを作ったりできます。
そしてThe SANDBOXでは2018年からクリエイターファンドでボクセルアーティストを募集しておりました。 私も応募し、通りましたが色々あって一度抜けて、また審査を受けようと思っています(内容はあれなので伏せます) SANDBOXはユーザー間で作ったアセットを売り買いできるようになるようです。 また積極的にアーティストの採用も行っているとかいないとか。
この他にも仮想空間にボクセルを使用する機会がとても多くなってきました。 設計のしやすさと、電脳空間的な雰囲気の出しやすさかもしれませんね。
で。稼げるの?
現状は稼げない。 稼げるようになる可能性は十分あります。
ただ、ローポリなどにとってかわられる可能性も大いにあるのでボクセルアート一本はやっぱり厳しいなと言う感想です。
ボクセルで稼ぐということに思うこと
あと個人的な意見ですが「稼げる」を主軸に置いた「ボクセルアート」はあまり好きじゃないなぁと。それはアートというよりデザインでは、と思っています。 ターゲットを決めて、それに合わせたボクセルを「デザイン」するという意味でボクセルアーティストよりもボクセルデザイナー、また空間を設計するならボクセル空間設計士でもいいと思います。 名前の問題だけだと思いがちですが、一度浸透してしまうと訂正するのは難しいのでアーティストとデザイナー、やってることの違いなどはハッキリさせたいなぁとは思います。
ボクセルで稼ぐことは素晴らしいですが、アーティスト、デザイナー、設計士、その棲み分けや尊重などをしていかないとぐちゃぐちゃになりそうだなと思っています。
私は分けたい派です。はい。
もちろんボクセルアーティストでボクセルデザイナー、なんてのもありですしね!
今後ボクセルアート、デザインがどうなるかはこれからの界隈の好みや設計によってくるのでなんとも言えませんが稼げる可能性は十分にあるのでみんなもやろうぜボクセル!
一番いいのは自分で仕事を作ってしまうことなので頑張りましょう