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【徹底比較】いま中古の13インチMacBookを買うなら、どれがコスパいい?

aqz/tamaina
2 years ago
M1最強Intel CPUの型番とコア・スレッドについて世代・型番コア・スレッドについてMacBook Pro i5だけで比較してみるAir Early 2020とPro 2018を比較12インチMacBookは?メモリについて結論懸念点について

MacBookを買いたい話をまだ続けます。
今回はスペックと中古価格の話です。つまり「コスパ」を検討します。
MacBook Pro 15/16インチもありますが、持ち運びについても考え、13インチモデルのみ比較することとします。

さて、CPU型番やベンチマークスコアがよくわからなくなってきたので、MacBook Air/Pro 13インチをほぼすべて纏めたExcelシートを作成しました。
高性能が約束されるノッチあり版と、Monterey非対応の旧製品は掲載していません。

  • Generationの年号の後の番号は、Early/Mid/Lateを1/2/3を置き換えたものです。
  • Geek = Geekbench、PM = PassMark。Singleは1コアあたりのスコア、MultiはCPU全体での性能。スコアは各サイトから入手。
  • ToneがTrueだとTrue Tone対応。

M1最強

基本的に、「Geek Multi(Geekbenchマルチコア)」と「PM Multi(PassMarkマルチコア)」のスコアの大きさで比較します。

表の中で比較すると、いかにM1が抜きん出ているか分かっていただけるかと思います。
12万円出せるなら今すぐM1を購入するべきです。

しかしこれではつまらないので、M1の次にコスパのよいMacBookを探していきます。

Intel CPUの型番とコア・スレッドについて

予備知識として、Intel Coreプロセッサ(CPU)の世代・型番とコア・スレッドについて解説しておきます。

世代・型番

Intel Coreプロセッサは長い歴史を持っており、現在は第12世代が登場しています。

Core i5やi7といったブランド名を聞いたことがあるでしょうか。
このiの後の数字が大きいほど、その世代の間で高い性能を誇るということになります。i3、i5、i7、i9があり、i9が一番高い性能を持っています。
ただ、同じ世代でも、デスクトップ向けやノートPC向け(U、M、Y)といったラインに分かれています。ノートPCは熱を多く持ってしまうので、ノートPC向けのプロセッサはかなり性能を落とされています。

世代が違えば性能がやや違ってきます。新しい世代のi3が古い世代のi7を超える性能を持つことはよくあるので、数字だけで騙されないようにしましょう。複数の世代を比較する場合では、他社のCPUと比較するのと同様に、Geekbench、PassMark、CineBenchといったベンチマークの数値を用いるべきです。今回はGeekbenchとPassMarkの数値で比較していきます。

Intel Coreは、「i5-8259U」というような型番を持っています。
i5はCPUのランクを示し、その後に世代が書かれています(i5-8259は第「8」世代ということです)。後の259は気にしなくて大丈夫です。末尾のUはノートPC向けという意味です。

ただ、2020年のMacBookに搭載された第10世代では違う型番が付いています。「i5-1038NG7」といった感じです。「i5-10」までは先ほどと同じで、性能と世代を示します。「38」は無視しましょう。「N」は私にもよくわかりませんが、MacBook向けのCPUだと余計なNが付いています。「G7」というのはグラフィック性能の大きさを数字で示しています。G7は高い性能を発揮できます。G1になるとしょぼいです。

コア・スレッドについて

同じ世代での基本的な性能は、コア・スレッド数で決まります。今回はM1以外のすべてのCPUがハイパースレッディング対応なので、M1以外はスレッド数がコア数の2倍になっています。性能を上げるにはコア数を増やしまくればいいのですが、コア数を増やすほど発熱が増え、性能が頭打ちになってしまいます。CPUの大きさも大きくなってしまいます。

ひと昔前までのモバイル向けIntel Coreプロセッサは、i5とi7のコア・スレッド数が同じであることがほとんどです。このため、i5とi7はあまり差がありません。i5のほうがはるかにコスパが良かったのです。
(Ryzenや第12世代 Coreでは事情が異なります。)

MacBook Pro i5だけで比較してみる

全体的な傾向を見ていただくために、まずは「MacBook Pro」の「i5モデル」だけでスコアを比較してみます(前述の通りi5とi7ではあまり性能差がありません)。

2017年(第7世代 Core)以前と2018年(第8世代 Core)以降で、GeekbenchとPassMarkそれぞれのスコアで2倍以上の差があることがわかります。
一方、2018年から2020年(2ポート)はすべて同じ第8世代なので、スコアはあまり変わりません。

2018年モデルは7万円弱で入手が可能なようです。性能面では、2018年モデル(8259U)を選択するべきでしょう。

2018年モデルは、すべてのモデルが次の機能を搭載しています。
他の機種と比較しても遜色ない機能を持ちます。

  • 4つのThunderbolt 3ポート(Airや2019/2020 Pro下位モデルは2つしかない)
  • True Toneディスプレイ
  • 広色域(P3)ディスプレイ
  • Touch Bar
  • Hey Siri
  • USB PD充電

Air Early 2020とPro 2018を比較

先ほど比較したMacBook Pro Mid 2018 i5と、第10世代Coreを搭載しAirのなかでもスコアの高いMacBook Air Early 2020を比較してみます。

Air 2020 i7モデルであっても、Pro 2018 i5モデルのスコアを下回るということになりました。

ただし、モバイル向け第10世代Coreは全世代までと違いプロセスが10nmと微細化されているため、発熱は少ないかもしれません。i7-1060NG7のTDPは10Wと、i5-8259Uの半分になっています。

Airのディスプレイ品質はsRGBどまりとなっており、クリエイティブ作業には向いていません。
そしてThunderboltポートはProの方が多く、ProにはTouch Barが付いています。

12インチMacBookは?

12インチのMacBook 無印もありますが、2017年i7モデルであってもAirより性能が低いので、候補から外します。

メモリについて

いくらメモリ管理が上手なmacOSであっても、開発作業や動画編集で使うなら16GBがよいという話を聞きました。
可能なら16GBを買うべきかと思います。

結論

性能面でも機能面でも、M1搭載機種を購入するまで資金がないならMacBook Pro Mid 2018 i5を7万円台前半で買うべきではないかという結論に達しました。

ただ、実機を触ってないので、致命的な欠点がある可能性はあります。
あくまでベンチマークスコアやカタログスペックでの比較の結果となります。

懸念点について

MacBook Pro Mid 2018の懸念点として、悪名高くAppleも搭載をやめてしまったバタフライキーボードを搭載することが挙げられます。特に耐久性が低いようです。

そして、M1や第10世代Coreと比べて電池持ちが悪く、ファン音がうるさいことが予想されます。

重量については、Pro 2018が1.37kgに対してM1 Airが1.29kgです。劇的に重いわけではなく、許容範囲かと思います(Airはもうちょっと軽いほうがいいのではないかと思います)。


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aqz/tamaina
2 years ago
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