ココロと向き合うを日常に~nanakusa×オンラインカウンセリング~
燃え尽き症候群
コンテンツクリエイターの90%が「燃え尽き症候群」に直面した経験があり、そのうち71%の人が活動の引退を検討したことがあると、アメリカのチャットプラットフォームVibelyの調査によりわかりました。
アーティストたちは、SNSやマーケットプレイスなどの複数のプラットフォームを使いこなし、変動する収入や絶え間ない制作などの精神的な圧力と戦いながら、創作活動を続けています。
「わずかなアルゴリズムの変更やシャドウバンでさえ、コンテンツ戦略、日常業務、収入、および全体的な幸福を詳述する風下の影響を引き起こす」と、Vibelyは調査レポートで述べています。
クリプトアートはまだ新しいアート分野のため、情報は刻一刻と更新され、世界中でトレンドが生まれ続けています。
決して正解がない激動のフィールドで全速力で走り続けるアーティストにとって、心の健康を保つことが最も重要ではないか。この風潮は、いまや世界の共通認識となりつつあります。
ココロと向き合うを日常に
SBINFT株式会社が運営するNFT発行・販売・二次流通機能を備えたマーケットプレイス『nanakusa』には、現在約150名のアーティストが所属しており、日本のNFTアート界を牽引しています。
『nanakusa』はアーティストに寄り添うマーケットプレイスを目指しています。
nanakusaは単に作品の販売だけではなく、公認アーティストのメンタルヘルスサポートも使命の一つであると考えました。
そのため、このたび公認アーティストへの福利厚生として、 カウンセリング割引制度を設定いたしました。希望する公認アーティストは、心の健康管理のための心理カウンセリングを 3割引で受けることができます。
制度の設定にあたり、オンラインでのメンタルヘルスケアを専門にするセラピスト・KIMIYO先生をお迎えし、カウンセリングを体験していただいた6名の皆様と、弊社マネージャーのNori Nakarta及びスタッフを交えて対談を行いました。
フィジカルとデジタルのはざまで
NFTアーティストとしてデジタルの作品を作るときと、現代アーティストとして現実で作品を作るときでは、かなり意識が違うというご感想が寄せられました。
意識の切り替えには多くのエネルギーを使うようなので、意識や生活のバランスが乱れると不調に繋がりやすくなるようです。
カウンセリング=自分との対話
カウンセリングを受けることで意識的に自分と向き合う時間を取ることができます。この時間が、心に由来する不調からの回復に効果的なようです。
KIMIYO先生
日常生活の中では、立ち止まって自分と向き合う時間を取ることは中々できないと思います。
これはアーティストさんに限ったことではなく、主婦なら家事育児をしたり、会社員なら資料作成やプレゼンをしたりするなどで、頭やエネルギーが常に外部に向いている状態になります。
本当は疲れているのにその感情と向き合わなかったり、何か悲しいことがあったときにその感情を無視して外へのエネルギーに注目して過ごしていると、どこかで爆発が起きてしまいます。
その爆発は、腹痛や頭痛などで身体に出る方もいらっしゃいますし、気持ちの面では、なぜかやる気が起きなくなったりします。
言葉では言い表せない違和感を感じるときが、実は爆発の前兆だったりします。定期的にカウンセリングを受けて自分の内側に目を向けることが、爆発の未然防止には有効です。
自分の話だけに集中して聞いてもらえる時間は、意外と少ないのではないかと思います。
どんなに親しいパートナーやご家族様であっても、途中で話を遮られたり、言ってほしくない言葉を言われたりすると、逆効果になる場合もあります。そのため、傾聴(けいちょう)のプロであるカウンセラーなどの第三者にお話しすることが効果的です。
Nori Nakata
欧米では一般的に、カウンセリングは「自分との対話」、つまり自己管理の一環としてポジティブに受け止められています。日本では「カウンセリングを受けている」というとネガティブに捉えられがちですが、最近はその風潮が変化してきているように感じます。
KIMIYO先生
そうですね。コロナがきっかけで皆さんすごく健康への意識が上がったり、今までの日常を見直すきっかけになったと思います。
日本でも、最近は自分と向き合う時間を取る方が増えてきている印象です。ヨガや瞑想、あるいは「おうち時間」など、少しずつ異なるワードで「自分と向き合う時間を取り入れる」ことへの認知が拡大しているなと感じています。
カウンセリングのご感想
公認アーティストのAURORAさんとTorazoさんに、実際にカウンセリングを受けたご感想をお寄せいただきました。
AURORAさん
話すことで、自分の中で思考や気持ちの整理ができます。そして、話す相手が「カウンセラー」であることはすごく大事だと感じました。
身近な人に相談するときは、多少なりとも相手にも気を使うものです。カウンセラーに相談するときは自分自身に集中できるし、かけてくださる言葉が客観的であることも良かったです。
アーティストにとって、悩んだり、落ち込んだり、時にはすごくメンタルを病むことは、必ずしもネガティブなことではありません。
結果的には創作への糧になることも多いです。立ち直りの工程ですらも創作へのプロセスなんです。
その一方で、アーティストの思いをわかってくださる方のお力が必要な時もあると思っています。
自分で立ち直ることは継続しつつ、今後はカウンセラーさんに相談するという新しい方法も取り入れていきたいです。
Nori Nakata
社会では感情の上下がネガティブに捉えられてしまうこともありますよね。でも、アップダウンも、創造する中での一つのインスピレーションであると思います。その振れ幅が大きいほど、巨大な力(フォース)になったりします。クリプトでも、「闇に触れるクリエイティブ」も多かったりしますし。
KIMIYO先生のオンラインカウンセリングを受けてみて、「どんな状態であれ、それでもいいのだ」と、受け入れられているような気がしました。
AURORAさん
それは私も思いました。悩みについてお伺いしたのですが、最終的に「無理に解決しなくてもいいんじゃない」ということになり。そっかと。どうしても、解決しなければならないという思いがちなので、「無理に解決しなくてもいい」という考え方が、ある意味での解決方法でした。
今解決するべきことと、特に解決しなくても良いことがあります。自分一人だとそれを見誤ってしまうことがありますが、カウンセリングで話をすると整理しやすかったです。
Torazoさん
私の場合は、その時は悩み事とかは思い浮かばなかったのですが、KIMIYO先生が「人生の輪(ウィール オブ ライフ)」という図形を出しながらお話をしてくださって、自分自身を客観的に振り返ることができました。自分の気づいていなかった部分を改めて認識できたと思います。
SNSの影響
スクリーンタイムが長くなることで心の状態にも影響が出るそうです 。適度に運動を取り入れたり自然に触れながら、SNSにかける時間を調整することが、心の健康管理には有効なようです。
KIMIYO先生
SNSとメンタルヘルスの関連は深いです。
SNSは便利な反面、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があるという研究結果があるのは事実です。画面を見る時間が長くなると、孤独感が増すというような研究結果があります。
スクリーンタイムと、フィジカルで運動したり自然に触れる時間とのバランスを大事にしてほしいです。
良い面を挙げると、SNSでは顔出しをせずに話すことができるので、対面では言いにくいこともテキストで言えたり、すぐに繋がれる点は大きいでしょう。
Discordも、顔を表示させなくても、ボイスチャットなどの言葉だけですぐに話せるというのはいいと思います。
Nori Nakata
最適なスクリーンタイムの目安はどのくらいですか?
KIMIYO先生
推奨時間は30分と言われています。
実際の1日の平均時間は3時間程度のようです。
皆さんお仕事でもパソコンやスマートフォンを使われていると思うので、プライベートの時間で換算していただければ大丈夫です。
例えば睡眠時間を削ってまでSNSをするとか、日常生活に影響が出るような使い方には注意していただきたいです。
スクリーンタイムが長くなりすぎると頭痛や不眠に繋がるので、体のサインが出たら危険信号だと思ってお休みしてください。
カウンセリングとは
「自分で考える行程のアシスト」という側面があるカウンセリングについて、KIMIYO先生にお話を伺いました。
Nori Nakata
僕の場合は、何かの悩み事がある時に、最初は自分で考えたい気持ちがあります。自分なりに十分に揉めて、そろそろ前に進みたいなと思った時に、カウンセリングを予約します。
一方で、自分が全く気づいていないことをKIMIYO先生から不意打ちで指摘されることも。ハンマーで頭を叩かれるような衝撃を覚えることがあります。
KIMIYO先生
カウンセリングは、前提としてアドバイスをするものではありません。頭の中を代わりに言語化するものです。おっしゃっていた言葉を私なりに噛み砕いて、「こういうことですか」とお返しすることでハッとなったりとか。
Noriさんがそのパターンが多いみたいですね。私はハンマーで頭を叩いた覚えはないのですが(笑)
言い換えた言葉や、お話をまとめたものを最後に私が伝えているだけなんです。
そのため、セッション内容は人によって変わります。
その時に悩みや相談事が思いつかない人の場合には、「人生の輪」などのツールを使うこともあります。現状を整理するセッションを行う中で見えてくるものもあります。
Nori Nakata
初めてカウンセリングを受けた時は、あらかじめ話したいことを準備しておいて、カウンセリング本番では準備したことを伝えました。
しかし、2回目では何も準備をせずにお話したら、そちらの方が楽しかったです。
カウンセリングを受けるときは、どのような心構えでのぞめば良いのでしょうか?
KIMIYO先生
準備したことを伝えるというのは「音読」のようなものです。自分がわかっていることを改めて伝える形ですから。
何も用意せずに、その時感じたものを言葉にすると、その時間が新たに自分と向き合う時間になります。なので、何も準備していなくても、今の気持ちを言葉にすることで深いところまで行ける気がします。
nanakusaの今後の方針
Nori Nakata
アーティスト活動というものは自分自身との対話だと思いますので、カウンセリングが自己対話の手助けとなるかもしれません。
nanakusaというコミュニティで皆さんと時間を共にして、居場所を作りながらクリプトの生活をしてもらいたいなと思っています。
公認アーティストの皆様への福利厚生として、カウンセリング料金のうち30%をSBINFT(株)で負担いたします。これにより、充実したアーティスト生活を送っていただきたいという思いです。
nanakusa公認アーティストの方であれば、ご連絡をいただければ全ての方が対象となります。ぜひご利用ください。
ご紹介
心理カウンセラーKIMIYO先生
NLP(神経言語プログラミング)に関しての国際ライセンスを保有する心理セラピスト・ライフコーチ。
1on1のセッションをベースに、企業の外部講師や大学の外部講師としてもご活躍されています。現在はオーストラリア・シドニーを拠点に、多様な働き方やワークライフバランスの大切さを発信しています。
Being Home
メンタルヘルスケアの日常化を目指した、”いつでも・どこでも・気軽に” カウンセリングやコーチングを体験できるオンラインサービスです。
VUCA時代に生きる、90年代生まれの女性たちが運営しています。
Being Home 公式サイト
サービスの種類(オンライン)
Service1 トライアル
初めての方向け・現状を分析できる
30分3000円(税込み)
Service2 カウンセリング
不安や悩みなどの問題解決をサポート
45分6000円(税込み) → 45分4200円(税込み)
Service3 コーチング
目標の明確化・目標達成をサポート
60分10000円(税込み)
nanakusaでは、公認アーティストの皆さまへ、 Service2 カウンセリングの30%オフクーポンを配布させていただきます。福利厚生としてぜひご活用ください。
Service2 カウンセリングコース
カウンセリングコースでは、心理カウンセラーに話すことで不安やお悩みの解決サポートを受けることができます。
自身の心と向き合うことで、過去に抱いていた不安やお悩みの解決の糸口を見出します。
思考や感情の整理やリフレッシュ効果が期待できます。
(Being Home公式資料より)
サービスご利用の流れ
①Discord又はTwitterから応募
担当の柿澤までご連絡ください。Discord : 柿澤映杜
Twitter : 柿澤映杜(@Haruto__iU)※_は2つです。
②応募いただいた方にクーポンを配布
担当者からご連絡させていただきます。③公式サイトからご予約
Being Home 公式サイト
クーポンコードをご利用ください。
お支払いはクレジットカードをご利用ください。
Service2 カウンセリングコース
不安やお悩みなどの問題解決をサポート
45分6000円(税込み)→ 45分4200円(税込み)
④セッション実施
流れは以上となります。
参考
[1]tubefilter "90% Of Content Creators Deal With Burnout. Vibely Wants To Change That."
https://www.tubefilter.com/2021/11/11/vibely-content-creators-burnout-study/
[2]SBINFT Market (nanakusa)
https://sbinft.market/
追記(2022/3/23)
NFTマーケットプレイス『nanakusa』をリブランディングし、機能性向上と使いやすさを実現した『SBINFT Market』を2022年3月17日にリリースいたしました。
『nanakusa』は今後、公認アーティストを指す通称となります。