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Kyber dmmと Uniswap v3

kyoronut | きょろナッツ
4 years ago

kyberdmm

Kyber dmmと Uniswap v3の流動性増幅/集中手法の原理は根本では同じです。

Kyber dmmではプール作成者が増幅率(AMP: AA)を設定することで、そのプールが対応できる価格範囲 [Pmin,Pmax][P_\mathrm{min},P_\mathrm{max}] が決まります。

Uniswap v3ではプール参加者が、自身が対応する価格範囲を設定することで、その参加者の流動性の集中度(=増幅率)が決まります。集中度はこちらの記事で解説しました:

A=11PminPmax4A=\frac{1}{1-\sqrt[4]{\frac{P_\mathrm{min}}{P_\mathrm{max}}}}

中心価格 Pmid=PminPmaxP_\mathrm{mid}=\sqrt{P_\mathrm{min}P_\mathrm{max}}を使うと、価格範囲は中心価格に対して 1/R1/R倍から RR倍というように書けます:

[1RPmid,RPmid][\frac{1}{R}P_\mathrm{mid}, RP_\mathrm{mid}]

ちなみに R=Pmax/PminR=\sqrt{P_\mathrm{max}/P_\mathrm{min}}なので、 AAは次のように書き直せます:

A=111RA=\frac{1}{1-\frac{1}{\sqrt{R}}}

ここから逆に RRAAで表すと次のようになります:

R=(111A)2R=\left(\frac{1}{1-\frac{1}{A}}\right)^2

Kyber dmmのプール作成は基本的に現在価格を中心価格とすることになるので、これでAMPから対応価格範囲を求めることができますね。


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kyoronut | きょろナッツ
4 years ago
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