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NFT不動産とは?

コイン総合研究所
3 years ago

NFT不動産

みなさんは、NFT不動産をご存知でしょうか?

この記事では、NFT不動産とは?について、サクッと解説をしていきます。

NFT不動産とは?

NFT(Non Fungible Token : 非代替性トークン)+ 不動産

今現在、最も人気のあるNFTに不動産の取引を紐付けたものです。

NFTに、あらゆるコンテンツを紐づけることを、NFT化と呼ばれています。

NFTは、デジタルゲームから始まり、デジタルアートなどで、NFTの特徴の魅力である代替不可能という仕組みが、急激に人気になっているのです。

その中で、海外では不動産の取引をNFT化するという動きが活発になりつつあります。

OpenLaw(オープンロウ)というブロックチェーンのプロトコルでは、複雑で面倒な不動産取引をNFT化することで、契約書の作成や契約実行をスムーズに行うことができ、注目を浴びています。

さらに、NFTを担保にして暗号資産(仮想通貨)を借りられるサービスもあります。

公式サイト:OpenLaw

それでは、国内と海外の事例を紹介します。

1.LIFULL 空き家・所有者不明不動産問題 解決実証実験 開始

2019年11月、国内不動産大手の株式会社LIFULLは、急増する空き家、未登録による所有者不動産問題の解決に向け、ブロックチェーン技術を活用し、不動産権利移転記録の実証実験を開始しました。

今最も国内では、不動産の問題として大変深刻な事態になっています。

テレビニュースで、見たこと聞いたことある方もいらっしゃると思います。

それを解消するために、パブリックブロックチェーンの公証性と特定の機関に依存せず、取引のタイムスタンプを記録・保持できる点に着目し、安価に不動産の権利移転記録を残し、移転登記の代替としての可能性を探ります。

この実験により、ブロックチェーン技術の適用可能性および、アクセプタンス(Acceptance : 受容)についての検証を行い、今後の不動産登記システムのあり方や、不動産取引と登記の同時執行についての議論を深めるそうです。

公式サイト:LIFULL

2.山中湖山荘

2021年9月21日、NFTプラットフォームの開発・販売、インターネット上のプロモーションサービスをしている株式会社世界と、不動産とブロックチェーン事業をしている、マーチャント・バンカーズ(MBK)株式会社が提携し、不動産の登記簿標本などをNFT化し、不動産のNFT化に取り組んでいくと発表しました。

第一弾として、マーチャント・バンカーズ(MBK)社が保有している、山中湖山荘をNFT化し、販売する予定です。

公式サイト:株式会社世界

公式サイト:マーチャント・バンカーズ(MBK)株式会社

3.Mars House(マーズハウス)

世界初のデジタルの家。

仮想世界としての火星に建てられたこの家は、ほとんどがガラスでできているようです。

アーティストのクリスタ・キム(Krista Kim)氏が制作し、クリップ音楽を、アメリカのロックバンド、スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)のジェフ・シュローダー(Jeff Schroeder)氏が担当。

Mars House(マーズハウス)と名付けられたNFT作品の3Dファイルと、音楽が流れるビデオクリップが、2021年3月、デジタルアートのマーケットプレイス、SuperRare(スーパーレア)にて、51万2712ドル(約5650万円)で売却されました。

このファイルは、購入者のMetaverse (メタバース : 仮想世界)にアップロードし、Avatar(アバター : 自分の分身)が住む家として使用できます。

VR(Virtual Reality : 仮想現実)ゴーグルを装着し、ユーザは、アバターを介して、他のユーザと交流しながら生活し、家や服などのデジタル資産を購入でき、アバターに着せ替えることができます。

現実世界と同じようなことを、仮想世界でも体感できるということなのです。

今現在、この家はブロックチェーン上にしか存在しませんが、イタリアのガラス家具メーカーに依頼すれば、現実世界で再現でき、マイクロLEDディスプレイに映し出すこともできるそうです。

Metaverse(メタバース : 仮想現実)は、映画の Matrix(マトリックス)、Ready Player One(レディ・プレイヤー・ワン)を観るとイメージが湧くと思います。

そう、

映画の世界が、現実の世界になってきているのです!

嘘のような本当の話なのです。

ワクワクしますね。^^

公式サイト:SuperRare

4.ウクライナ・キエフの新築マンション

2021年6月8日、ブロックチェーンを活用した不動産取引プラットフォームを開発した、アメリカの不動産テック企業 Propy(プロッピー)が、ウクライナの首都キエフにある、ワンベッドルームの新築マンションをNFT化し、オークションに24時間限定で出品し、約9.3万ドル(約1030万円)で落札されました。

実在する不動産がNFTとして取引されるのは世界初!

Propy(プロッピー)は、Mercuria Investment(マーキュリアインベストメント)と伊藤忠商事が共同出資したことで話題になっています。

NFTとして販売された不動産は、IT系のスタートアップや、Webに関する情報を発信しているブログサイト Tech Crunch(テッククランチ)、および暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンド Arrington XPR Capital(アリントン・XRP・キャピタル)の創業者、Michael Arrington(マイケル・アリントン)氏が所有していたマンションなのです。

当マンションは、

2017年に、ブロックチェーン技術を用いて販売された世界初の不動産を、アリントン氏が、6万ドル相当のイーサ(ETH)で購入したマンションだそうです。

アリントン氏は、ブロックチェーンが不動産業界に革命をもたらすテクノロジーであることを証明するために、自信が所有する不動産をNFTとして販売を決意したとのことです。

公式サイト:Propy

公式サイト:Mercuria Investment

公式サイト:伊藤忠商事

公式サイト:Tech Crunch

公式サイト:Arrington XRP Capital

5.ランボルギーニ社のNFT不動産

2021年10月27日、Ouchi Finance(オウチファイナンス)が、ランボルギーニ社のNFT不動産の取り扱いを開始しました。

Ouchi Finance(オウチファイナンス)とは、デジタルの世界でもみんなの居場所『オウチ = 不動産』を提供することを目的とした、DEX(Decentralized EXchange : 分散型仮想通貨取引所)なのです。

ランボルギーニ社とは、有名なイタリアの自動車メーカーですが、不動産事業にも着手しています。

今回、Ouchi Financeが取り扱うのは、ランボルギーニ社が、エジプトで手掛ける不動産『ランボルギーニレジデンスのNFT不動産』を販売します。

ランボルギーニレジデンスは、日本の人口を超えると予想されている、エジプト・アラブ共和国の新都市に建てる構想をしています。

エジプトは、人口増加の影響で、首都カイロから移転を発表しているのです。

公式サイト:Ouchi Finance

公式サイト:ランボルギーニレジデンス

おわりに

サクッと、

解説してきましたが、

ここまでの説明で、ご理解いただけましたでしょうか。

これまで、海外の不動産は、取り扱いが非常に難しいとされていましたが、ブロックチェーンの誕生、NFTの誕生により、そのハードルは大きく下がることになるでしょう。

みなさんも、近い将来、NFT不動産を購入する日が来るかもしれません。

そう考えるとワクワクしますね!^^

コイン総合研究所では、暗号資産(仮想通貨)初心者のための記事や、お役立ち情報を配信しています。

ほかの記事もぜひご覧ください。

少しでも、みなさんのお力になれれば幸いです。

NFTをもっと知りたいよー!って方はこちらをお読みください。

NFTと暗号資産(仮想通貨)の違いとは?

NFTアートとは?

NFTアニメ(漫画)とは?

(執筆:八木)


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