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Web3.0、メタバース、NFTの関係性を整理してみたよ

Nametake design
2 years ago
Web3.0とメタバースとNFTについて Web3.0メタバースNFTまとめ

こんにちは、なめたけです!
趣味が高じて仮想通貨周辺のサービスを色々試しています。
今日はともかくもHIDEさんで記事を一度投稿してみようということで、最近整理してみたWeb3とメタバース、NFTの関係についてお話しできればと思います。
もはやこのブログを使いこなされてる方にとっては釈迦に説法かと思いますが、意外とこの辺の関係性をきれいに整理した図が見当たらなかったので、会社の人や知り合いに説明したいという方は是非好きに活用してみてください。

Web3.0とメタバースとNFTについて
 

この3つは最近色々なところで聞かれるバズワードであると同時に、それを語る人の立場や文脈によって意味が全然変わってきてしまう概念でもあります。オンライン上で交流できる空間はWeb3に限らず全てメタバースと主張する人がいる一方、メタバースにはWeb3やNFTは必須技術だと主張する人まで様々で、初見の人にはこれらの関係性やその言説の正確さを正しく理解するのは難しそうな状況です。
そこで、可能な限りフラットにこの3つのワードを説明できるものが作れないかと作成したのが以下の表になります。

まず、大きな概念として現実世界があります。
バーチャル空間と対比されることが多い現実世界ですが、ここではバーチャル空間を知覚するのも現実世界の人間である、ということを踏まえ最外形を現実世界としています。

次にアナログとデジタルです。
アナログは現実世界の実体を持ったモノやヒト、空間などを指します。一方デジタルは端末上でやりとりされる電気信号を元にした実体のない情報を指します。
当然ですが、これからご説明するWeb3などはデジタルの領域の概念になります。

次にローカルとオンライン(web)です。
今の世の中オフラインなデジタルプロダクトを見つけること自体が難しくなりましたが、電子辞書などのネット環境から切り離されても単独で利用できる端末とソフトウェアをローカルと呼びます。一方でインターネットへの接続を前提としたクラウドサービスやエッジコンピューティングなど、およそ世の中にある端末とソフトウェアのほとんどはオンライン(web)のデジタルプロダクトです。特にWeb3の分散性やメタバースにおける大規模同時接続の概念などはWebの概念と密接に関わっています。

Web3.0

ここからWeb3.0の解説に入ります。
Webには概念の古い方からWeb1.0、Web2.0、Web3.0と呼ばれるバージョンがあります。
Web1.0は原始的なWebの状態を指します。個人HPなどの静的なサイトや電子メールなど、情報の発信者が受信者に対して一方的に情報発信を行っている状態のWebをWeb1.0と呼びます。
Web2.0は情報の発信者と受信者が流動的で、誰でも発信者になれる状態のWebを指します。Tim O’ReillyはWeb2.0を以下の7つの要素で定義しました。

  1. ユーザーの手による情報の自由な整理
  2. リッチなユーザー体験
  3. 貢献者としてのユーザー
  4. ロングテール
  5. ユーザー参加
  6. 根本的な信頼
  7. 分散性 (BC的分散ではなく、検索による分散可能化)

Web2.0はGoogleやFacebookといったプラットフォーム企業が個人の双方向な情報発信を容易にするサービスを提供することで浸透してきましたが、同時にこれらのプラットフォームを介した情報漏洩やプライバシー問題などの問題点も露呈してきました。
Web3.0はこれらの問題を解消する手段として注目されています。
Web3.0の特徴は分散性にあります。ブロックチェーンの技術を使ってwebを非中央集権化することで、情報の発信者が巨大なPF企業から制約を受けたりプライバシーが侵害されることを防ぐことができます。

ここまでがWeb3.0についてのご紹介です。次にメタバースについてご紹介します。

メタバース

メタバースの詳細な定義はまだちゃんと確立されていない認識ですが、大まかに今のインターネットでの議論を見ている限りだと。「同時に多人数が接続し、コミュニケーションと経済活動を行うオンラインの3次元仮想空間」という表現がしっくりくる気がします。
Matthew Ballはメタバースを以下の7つの要素定義で定義しています。

  1. 永続性
  2. リアルタイム性
  3. 大規模同時接続性
  4. 経済性
  5. 物理現実との接続性
  6. 相互運用性
  7. コンテンツと体験の再生産性

この定義自体も絶対的なものではないですが、一つの指標としてよく参照されています。ここで問題になるのが、メタバースに分散性は必須か?ということです。
経済性や現実世界との接続性などを考慮するとメタバースにWeb3.0の技術や概念は不可欠、という意見がある一方、Web3.0でなくても上記の要素は満たすことができるので、Web3.0でなくてもメタバースは存在しうるという意見もあります。
ここでは少なくとも双方向のコミュニケーションはメタバースにおいて必須、という視点に立ち、Web2.0メタバースとWeb3.0メタバースという表現で分けたいと思います。

Web2.0メタバース : 特定のPF上で提供されるメタバースで、PF内でのみコミュニケーションや経済活動を行うことができる

Web3.0メタバース : 特定のPFに依存しないメタバースで、様々な個人や団体が提供する仮想現実世界を自由に行き来し、コミュニケーションと経済活動を行うことができる

前者は一般的なオンラインゲームやMetaが構想する世界観などが該当しますし、後者はDecentralandなどのブロックチェーンを活用した仮想現実空間が該当します。

特にWeb3.0メタバースでは現実世界と同じような経済活動がPFを超えて求められるため、PF間で共通の効力を持った契約書や権利書などの機能が必要となってきます。
これらを実現する技術がNFTです。

NFT

NFTはHIDEのユーザーさんにはもうお馴染みだと思いますが、代替可能性のないブロックチェーン上で発行されたデジタルトークンのことです。デジタル資産の唯一性(希少性)を担保することが出来、その所有者を証明することが出来ることから、デジタル空間で現実世界と同じような経済活動を行うための重要技術として注目されています。
現状はどちらかというとアート作品やコレクティブルズの方が有名ですが、Web3.0メタバースでは契約書や権利書などあらゆる唯一性が求められる資産への利活用が期待されています。
NFT自体はWeb3.0の技術であり、Web3.0メタバースだけでなく現実世界でも利活用が進んできているので、表中ではWeb3.0とメタバースを横断した位置に記載しています。
 

まとめ

ここまでの内容を簡単にまとめると、
Web3.0 : BCの技術を活用して中央集権的な存在からの干渉を排したWeb
メタバース : 多人数がリアルタイムで交流や経済活動を行う仮想空間
NFT : デジタル資産の唯一性を担保する技術で、メタバース空間での経済活動への活用が期待されてる
という感じになります。

なにぶん世の中的に絶賛議論中の領域かと思いますので、認識違いや誤りなどあればご指摘いただけると嬉しいです!では

 


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