ジェネレーティブNFTの作り方!イラスト編

こんにちは!大福丸です。
今回はジェネレーティブNFTの作り方イラスト編です。
まず始めにジェネレーティブNFTってなんぞや? って人に向けて軽く説明すると、ジェネレーティブNFTとはいわゆるプログラムングを用いて作ったNFTになります。
僕の作っているCrazyDaifukuというコレクションでは、 背景、頭、目、口、ベルトコンベアの5つの要素から構成させていて、
これらをNode.jsというプログラムング言語を用いて重ね合わせ、自動でイラストを生成していきます。
こうすることで全てのイラストを手書きで書く必要がなくなるので、 大量にNFTを発行できるようになる!
他にもAIを使ったものなど様々な種類がありますが、
今回は『イラストを自動で重ね合わせて作った』ジェネレーティブNFTについて書いていきます。
もっと深くジェネレーティブNFTを知りたい! という方はmiinさんの記事を見てみてください。とても分かりやすく解説されています。
https://note.com/miin_nft/n/n8bffd3ba3490
https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/hideaki-97c59.appspot.com/o/images%2FMuhPYaSceihEQWATevh3XrgZy8J3%2FMarW-xFwV.png?alt=media
(上のイラストは僕が実際に背景、頭、目、口、ベルトコンベアの要素を組み合わせて作ったもの。noteにアップロードする関係で少し画像が粗くなっています。)
さてさて、ここからがジェネレーティブNFTのイラスト作りについての本編です!
『ジェネレーティブNFTのイラストを描きたい!』
と思っている方にはとても参考になる内容なはず!
目次;
●イラストはできるだけ重ならないように作る
●イラストの種類は沢山必要!
●ジェネレーティブNFT制作についてもっと知りたい!
①イラストはできるだけ重ならないように作る
早速進んでいきましょうか。
僕の作るようなジェネレーティブイラストは、
普通のイラストに比べて要素別でレイヤーを重ねているものになるので、複雑な作りになっています。
なので、要素同士のイラストを重ねて作ってしまうと、
予期せぬ組み合わせが起こった場合、結構おかしく見えちゃったりします。
これがジェネレーティブNFTを作り上でまず気を付けなくてはならないところ。
言葉だけでは伝わりにくいと思うので、失敗例をはっつけときますね。
https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/hideaki-97c59.appspot.com/o/images%2FMuhPYaSceihEQWATevh3XrgZy8J3%2F77ITGUJ3f.png?alt=media
上のイラストは目の部分にピンクのフニャフニャが侵食してしまっています。ダメな例。
https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/hideaki-97c59.appspot.com/o/images%2FMuhPYaSceihEQWATevh3XrgZy8J3%2FfsXO8LpVS.png?alt=media
正しくはこちら。 CrazyDaifkuの場合、目の部分には丸を囲い、口と目が重なることのないようにと工夫しています。
こんな感じで、無駄にイラストを重ねるとあまり良い仕上がりにはなりません。
ですが、絶対にイラストの要素同士を重ねてはいけないということでもありません。
例えば、かの有名なNFTコレクションBAYCの猿なんかですと、
うまい具合にゴマカシ?てますかねw
https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65547179/picture_pc_72517d83ebc8f91751be11fd88c6e579.png
コレはBAYCの#8897
オープンシーから画像を引っ張ってきましたが、どうでしょう?
飛び出してる目玉の片方帽子に隠れちゃってますw
コレはイラストとイラストが干渉しちゃっていて、
『イラスト』としての仕上がりとしてはあまりよろしくないように思えますが、なかなか様になってる。
僕も初めて見た時、別にそこまでオカシイとは感じませんでした。
ちなみに、干渉してないバージョンの飛び出している目玉はこちら。
https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65547233/picture_pc_8fcf10176d1e938b3db4b63aed20f8ff.png
BAYC #3708 のイラスト。
Cool!
こちらはいかにもBAYCって感じです。
飛び出してる目玉もカッコよく仕上がってる。
こんな感じで上手く応用すれば、
イイ感じの仕上がりに出来ます。
まぁ、なので結論としては、
イラストを重ねてOKかはケースバイケースで対応。
要素ごとに分けておくと、無難。
ってな感じになります。
イラストの種類は沢山必要! 次にイラストの種類についてです。
コレについては結構重要で、
イラストの数を少なくしてしまうと、『似たようなもの』を量産してしまう事になるので、コレクションとしても面白みがなくなってしまいます。
CrazyDaifkuの場合。
現状でも
背景のイラスト;40枚
頭のイラスト;49枚
目のイラスト;40枚
口のイラスト;35枚
ベルトコンベアのイラスト;5枚
の合計169枚のイラストが揃っていて、
これでも足りるか心配なので最近も毎日3~5枚ほどイラストを追加しています。
『え、そんなに描かないといけないの?』
と思う人もいるかもしれませんが、そうなんです。
このぐらいの量を描かないと、本当に『全部似てるイラスト』
しか生成出来なくて、あまり良いコレクションにはなりません。
目安としては僕の場合一つの要素につき50枚ほどあれば心配ないかなぁ〜
っと思ってます。(ベルトコンベアは除く)
ただ、コレは個人的な感覚なので、もう少し少なくてもあんまり気にならないかもしれないです。
https://opensea.io/collection/hidden-cat-town
こちらは僕の前回コレクション。
HiddenCatTownのURLです。
途中で運営を辞めてしまったので、出品数は少ないですが、
ちゃんとパイソンのプログラミングを使って作っていて、
イラストとしては1万体ほど生成してある状態でした。
運営を辞めてしまったのには色々と理由があるのですが、
理由の一つに
『全て見た目が同じだった』
ってのがあります。
このHiddenCatTownは
要素は、
背景、体、口、目、頭、髭
の6個。
ですが全ての要素にイラストの種類を多くても8個ぐらいしかつけてなかったので、
『似た物』が大量に生成されてしまったんですよね……
https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/hideaki-97c59.appspot.com/o/images%2FMuhPYaSceihEQWATevh3XrgZy8J3%2F560lubkPP.png?alt=media
今のNFTは購入してからの主な用途に、
アイコン利用があります。
そしてそのアイコンはSNS上の『自分の顔』になる大切な物です。
それが似てるのが沢山いて見分けがつきにくいってなったら嫌ですよね……。
ですので、
その点CrazyDaidukuではイラストを沢山作り、
1匹1匹がジェレーティブNFTでもユニークになるように作ることを心がけています。
●ジェネレーティブNFT制作についてもっと知りたい!
という方は是非僕の運営するコレクションCrazyDaifkuのフォローをしてみてください。
ジェネレーティブNFTの制作風景から、NFTの運営の構想まで毎日発信中です。
https://twitter.com/CrazyDaifuku
