【メタバース】仮想空間は不幸な人を救うかもしれない
はじめに
海外ニートのANE(あね) です。
昨日はNFTの不動産を買ったりと、仮想空間(VR、メタバース) に魅せられたひとりです。
このことをきっかけに、仮想空間がもたらす変化について考えた結果、「もしかすると、不幸な人を救うことができるものかもしれない」という結論が出ました。
仮想空間がもたらす変化
なぜ人を救うことになるのか、理由をシェアします。
1.パラレルワールドとしての希望
そのために、まず不幸な人の話をします。
(※つらい話が苦手な方は見ないでください。)
ANEは、幸せな子どもではありませんでした。
おそらく兄妹もそうだったはずです。
小中学生たちが、「どうすれば一番苦しまずに死ねるか」といった最適な自殺の方法をディスカッションするくらいには。
未成年のANEにとって、もっとも身近で重要なコミュニティは、家族でした。
もちろんほかにも、学校や部活、習い事や趣味など、さまざまなコミュニティに所属はしていましたが、幼いANEにとっては、家族という組織の中で生きることが自分の生活の99% を占めていました。
いくら学業や部活動で成功をおさめても、同級生と楽しく過ごしても、両親に捨てられたら生きてすらいけないのです。
なお、ANEの幼少期のエピソードについては、Podcast👇で妹とけらけら語っています。
当時の無力なANEに、強烈なメタバースを与えてあげたかったと、今思います。
自分の住む場所が、今生きている現実世界だけがすべてではないこと。
生き方は主体的に選べること。
当時のANEには、メタバースを通じて希望を与えてあげたかったです。
2.ルックスが変わる
次に、人には大なり小なりコンプレックスがあります。
そのひとつが、見た目に起因するものです。
それが原因で自己肯定感を喪失してしまった人もみてきました。
もし仮想空間に移住したらどうなるでしょうか?
そこにいる人はアバターに生まれ変わり、自在に見た目を変化させることができます。
美容整形よりもずっと手軽に。
なんなら、ルックスを実態に似せる必要すらなく、たとえば日本人が黒人のドレッドヘアなんかにしたっていいわけです。
現実の肉体に執着する必要性が、少しやわらぐと思います。
3.差別の根源から離れられる
「2.ルックスが変わる」に関連して、差別を受ける機会も減るのではないかとも思っています。
人種差別や性差別が代表的ですが、それらはルックスが与える情報から発生するものです。
この人は肌が黒いから、ちょっとした理由でも逮捕してやろう。
この人はつり目だから、コロナウイルスを持っているかも。こっちに来ないで。
こいつは女(の見た目)だから、駅のホームでわざとぶつかってやろう。
などなど。
将来、もし仮想空間に移住したらどうなるでしょうか?
実際の肌の色や性別など、現実のルックスとは離れるため、その真偽や重要性があまり意味を持たなくなると思います。
したがって、アバターのルックスと実際のルックスは結びつかないため、この人のアバターは肌の色が黒いから、黄色いから、女性だから、といった理由で差別を受ける機会自体が減ると思います。
黒人のルックスのPunksのアバターにしたらあの人が交流してくれない、とか、仮想空間でもあるんでしょうか?(笑)
もしそんな人がいても、きちんと淘汰される社会になってほしいものです。
メタバースからマルチバースへ
将来的には、このようなメタバースが、ニーズに比例していくつも共存するマルチバースに発展していくのではないでしょうか。
生きているうちにみたいなあ。
おわりに
生粋のど文系のANEが、科学技術の進歩と人間の生活が、これほどまでにかかわっていると理解できたのは、とある本を読んでいるからです。(読書中)
『2100年の科学ライフ/ミチオ・カク 著』
9年も前に日本で出版された「未来予想図」の本(原語版はもっと前に出版)にもかかわらず、2021年の現代に読んでも違和感がないどころか、とても納得できる、ためになる内容です。
(さすが科学、合理的)
この本の平均読書時間は11時間弱とKindleが教えてくれますが、理系の皆さんでしたら苦もなく読めてしまうかもしれませんね!
人からすすめられなければ、生涯絶対に手に取ることはなかった本だけに、さいごにみなさんにおすすめします。