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「明治維新」~「終戦」、そして~ 「新型コロナウィルス」④

ど文系オヤジ・AliーKecosけーこす
3 years ago
【ご挨拶】イノベーション万歳!(1)「明治維新」~「終戦」~ 「新型コロナウィルス」(2)過去の2大転換点における経済的意義ア 明治維新イ 終戦3)過去の2大転換点における経済指標ア 明治維新以前の経済指標イ 明治維新~終戦までの経済指標【今回のド文系オヤジの推薦記事】

「明治維新」~「終戦」、そして~ 「新型コロナウィルス」④

【ご挨拶】

※ワタクシこと、文系オヤジ・Ali-Kecosは、Cryptド素人の田舎者です。

HiÐΞやそのステークホルダーの方々の社会正義に照らしたイノベーションに賭ける熱意に惹かれ、お邪魔しています。

HiÐΞでは、これまでの半生を通じて、今後、本格的に到来するであろう評価経済的の仕組みを解説することにより、これまでの社会の病弊、矛盾に切り込み、それを打破するための社会実装までを目指していきます。

イノベーション万歳!

(1)「明治維新」~「終戦」~ 「新型コロナウィルス」

では、今回からは、いよいよ評価経済モデルの構築という本論に近づいていきたいと思います。

これまで「序論」にてお伝えしたとおり、私は、この度の新型コロナウィルス感染症による世界的な混乱を経済学の景気変動論における最も長期的な変動要素であるコンドラチェフの波(=技術革新に伴う50~70年ごとの大規模な景気変動)に重ね合わせて考察している立場です。

本稿で皆さんに強調したいのは、コンドラチェフが観測した景気変動とほぼ同一の3/4(≒75年間)世紀という時間軸で、国家の経済指標を考察していくと、私たちが今まさに評価経済社会に突入しつつあるという経済モデルが実によく理解できるということです。

先ず、次の表をご覧ください。私たちはほぼ3/4世紀前にそれぞれ明治維新、そして終戦を経験しました。どちらの日本の命運を決定づける歴史的な局面でしたが、何だか今とは全く別次元の、何か遠い世界の話のようにも映ります。

しかし、大局を視れば、私たちは現在、同様の歴史的転換点に遭遇しているのです。

明治維新に終戦と言えば、ともすれば日本固有の出来事のようにも聞こますが、そうではありません。これまで私が何度も強調してきたことを思い出して下さい。大切なのは、決して現象そのものではありません。どのような時代背景がそれらをもたらしたか、あくまでもトリガーたる現象そのものと、背景にあったパラダイムシフトに分けて考えることが肝要だからです。

(2)過去の2大転換点における経済的意義

では、過去のそれぞれの出来事が世界経済においてどういう意義があったかを、少しだけ整理しておきます。

ア 明治維新

先ず「明治維新」です。これは世界の潮流を俯瞰すると、ヨーロッパ人による東方、すなわち欧州→インド→中国への植民地化の流れと、反対側に欧州→アメリカ(アメリカ合衆国の建国)を経て、ハワイ(王国の征服)、そして遂に東端にある日本へ、黒船というパワーを見せつけて開国させたという意味で、東方への影響拡大と西方の動きが交わった時です。

それ以降、地球上のあらゆる場所で、人々は欧米的価値観の影響から逃れられなくなったのです。

ヨーロッパ人の海外進出や植民地化の流れの中で、最後の砦的な存在であった日本も鎖国は許されず、明治維新という形で近代化を行い、富国強兵を通じて、「世界経済のルール」に順応しなくてはならなくなりました。

イ 終戦

では、次に「終戦」についてはどうだったでしょうか。これは現代まで続くパクス・アメリカーナが決定づけられた時代です。その後、米ドルは、金本位を離れ、経済力のみならず、政治力、軍事力等のあらゆる力を行使し、世界中のオイル取引を米ドル建てで行わせるペトロダラーシステムを確立し、今日に至るまで米国ルールによる経済競争社会を展開しました。

しかしながら、現在、そのポジションが、世界の多極化、中国の台頭、そしてBig Techの出現が無視できない状況となり、相対的な低下とともに、ぐらつき始めたというところまでが現在の流れです。

3)過去の2大転換点における経済指標

では、これらを頭に入れていただきながら、次に国力、経済力といったものが、どのように測られてきたかということを考えてみましょう。

ア 明治維新以前の経済指標

先ず、明治維新以前では、国力(つまり当時は「各藩」の経済力)を表す代表的な指標に「石高」がありました。例えば江戸時代では、全体の8割以上が農民、すなわち第一次産業の生産者でした。しかも機械化や自動化は進んでおらず、農民人口が国民人口全体と近似値であるばかりか、石高もその農民人口とある程度の比例関係「≒(一人当たりの穀物生産量)×(農民人口)」にあったのです。

もちろん現代で言うところのGDPのような要素も加味することは可能でしたが、さほど重要性はなかったはずです。 GDPには製造業、サービス業のフローも含まれますが、これらの業種への従事者数は今ほど多くはなく、産業規模としても小さなものであったはずです。多くの国民にとっては、豪華な物品に囲まれるよりもむしろ「今日、腹いっぱい食えること」の方が重要だったからです。

つまり当時、「石高」と「GDP」との間に今ほどの乖離がなく、国力、経済力と言えば石高で定量的にとらえることができ、

「石高」≒「一人当たりの穀物生産量」×「農民人口]」

で概ね”事が足りた”時代と言えます。

他の要素をあまり考える要素はなく、国(当時は藩)の経済力の比較は、まるで次の表のように棒の長さの長短のように単純化して比べることができました。このことは後述の視点との比較においてとても重要で、私はこれを線的指標Liner Indicator(もしくは一次元的指標 One-dimensional Indicator)と呼んでいます。

Y1を当時の国力(経済力)、c1を穀物生産量/人、p1を農民人口としてY1≒f (c1, p1)~①

ただし国民人口をpnとするとp1<pn という計測方法で、「事が足りた」はずです。

イ 明治維新~終戦までの経済指標

その後、我が国は近代化を遂げ、富岡製糸場に代表されるような製造業の大量生産が始まりました。海外では、1909年のフォードT型車の出現に代表されるように、高付加価値商品の大量生産が始まると、もはや食糧(第一次産品)のみを国の経済力の指標の基盤に置く従来型の計測では、実態に合わなくなってきたはずです。近代化の流れの中で、次第に存在感を増した製造業が産業の花形となっていきました。

(よって①の延長上で考えれば、当時の国力(経済力)Y2は、①のようにY2≒f (c2, p2)のみならず、製造業(第二次産業)も加えなければ実態にそぐわない状態になってきました。(Y2≒f (c2, p2)+m(s2, p2’), p2+ p2’ <pn~② のような関係性です。)

ただ、この期間においては、別の特殊事情が介在するようになってきました。私はこれまで国力と経済力を近似のものと捉えてきましたが、長い歴史の中で「平時VS戦時」という別の概念を考慮せねばならなくなってきた時代です。つまりこの期間は二度の世界大戦を経験したという意味で世界的な「戦時」でした。そのため国力を表す指標としては、むしろ軍事力を優先すべき時代であったと言えるでしょう。

以上のように、この時代は、大量生産を得意とする製造業の台頭と、国力指標としては経済力よりも軍事力が優先されるという混沌とした状況でした。

【今回のド文系オヤジの推薦記事】

※オイラ、いただいた投げ銭の1/3程度を勝手に「再投げ銭」することとしています。この企画ではその「再投げ銭」した記事の中からの一つをピックアップしてご紹介させていただいてます。 ※ オイラの投げ銭ポリシー

・・というワケで今回の注目記事はコチラ!

VoxEdit(The Sandbox)はじめました を投稿されたTorazoさんです。

オイラ、こんなこと白状してお恥ずかしいですが、Sandbox、知らなかったんです。

コレ、面白いですね。マイクラ×ブロックチェーンによるメタバース!しかも大手企業が既に「土地」を買い占め、もうヤバい匂いしかしませんwww

しかも、Torazoさんはマレーシアにご縁がおありだとか。

そんなところもマレーシアに一年半、潜伏して豪州の大学院をゲットしたという”学歴ロンダリング”をしたオイラのツボにハマる記事でした。

ちなみにTorazoさんが手掛けたミロのNFTも、実は、マレーシア人はミロ(現地ではマイロと読みます。)の消費量が世界一という、ご当地ネタを見事に披露されててツボにハマりまくりです。

早速、オイラもVoxEditをDLしてみました。

ホントHiÐΞに出会ってから、毎日、皆さんが好奇心を惹きつける記事を次々とご紹介してくださるので、最近、1日が24時間で足りないほどですwww

今のところHiÐΞはオイラを一番満たしてくれる知の遊び場になりつつあります。

Torazoさん、これからもVoxelとマレーシアの魅力、どんどん発信よろしくお願いしま~す。


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