善行をブロックチェーンで可視化するKarmaPoint

ある人が「お金持ちかどうか」を判断することは可能でしょうか？完全ではないにしろ、外見などから推定はできそうですね。

では、「善い人かどうか」は判断できるでしょうか？ 「お金持ちかどうか」よりも、はるかに判断が難しそうですね。

この判断を助けてくれるのが、KarmaPointです。

KarmaPoint とは

KarmaPoint は、チリのベンチャー企業が開発しているプロジェクトです。ブロックチェーンSymbol上でトークン(KarmaPoint)を発行します。

善い行動をした人には、周りの人がKarmaPointを与えます。そうすると、

KarmaPointをたくさん受け取った人 = 善い人

と考えることができます。

• NGO が、ボランティア活動をした人にKarmaPointを与える
• 学校で善い行動をした生徒にKarmaPointを与える
• 会社が、働きのよい従業員にKarmaPointを与える

などで、KarmaPointを受け取ることができ、受け取ったKarmaPoint量で人物を評価できます。役立つのは、典型的には就職・転職時などでしょう。

KarmaPointを購入して、他人にKarmaPointを与えることができます。例えば、企業が従業員に与える、などです。ただし購入したKarmaPointは評価には反映されません。あくまで他者から受け取ったKarmaPointが評価対象です。

ブロックチェーンを使う理由

ブロックチェーンを使う理由は、いくつかあげられます。

• 透明性
• 改ざんされない
• 安全性
• 非集中性(特定の企業・団体に牛耳られることがない)

NEM VenturesがKarmaPointに投資

KarmaPointには、NEM Venturesが投資しています。NEM Venturesは、NEM/Symbolを使ったスタートアップ企業に投資しており、KarmaPointも投資対象の一つです。