最近流行りのNFTアートを販売してみたいけど、
まず何からしたらいいんだろう…？
という方向けにHic et nuncでのNFT販売までの道のりをまとめます！

(書いてたら長くなったので前編後編に分けます…！
初めてのHiÐΞでの記事投稿なので不手際あったらすみません)

こちらは前編テゾスの購入～wallet作成・送付までです

後編はこちら：
Hic et nuncでNFTアートを販売してみよう！～後編：Hic et nuncへの出品方法

2021/11/21追記-------------------------------------------------------------------------
Hic et nuncの運営者変更により、今までのサイトが一時閉鎖中です。
ミラーサイトにて運営継続されていますので記事内のリンクも変更しました。
元サイトで正式に運営再開しましたらリンク戻します。

元　：https://www.hicetnunc.xyz/
現行：https://hicetnunc.art/

はじめに

Hic et nunc とは

NFTアートを販売、購入できるNFTマーケットです。
Tezosというブロックチェーンプラットフォーム上に構築されており、
手数料の支払いやNFTアートの購入にはTezos(XTZ)の仮想通貨を使います。

Hic et nunc

NFTマーケットで一番有名なのはOpenSeaですが、
こちらはEthereumプラットフォームを利用しているゆえ
手数料が高いことが一般庶民の参入の大きな障壁になっています。
(売るのも買うのも手数料が数千円～かかります)

OpenSea

Twitterでも
『NFTアート販売してみたいけどOpenSeaの手数料が高すぎて断念しました』
というツイートを見かけることがあります。

そんな方のために、Hic et nuncを始めるきっかけ作りが出来ればと、
今回記事にまとめました。

必要になるもの

Hic et nuncでアート販売しよう！となったときに
必要になるのが以下のものです。

仮想通貨(XTZ)
　出品手数料の支払いがXTZのため、どこかの仮想通貨取引所で購入して、
　サイトで使えるよう送金する必要があります。
　500～1000円程度あればしばらくは足りるかなと思います。
　(今まで何度か出品・購入しましたが、手数料は数円～数十円程度でした)
Webウォレット(kukai wallet)
　Hic et nuncへの手数料払い、売上の受取をするため
　Webウォレットを作成します。
　今回はHic et nuncから接続できるkukai walletを準備します。
出品するデジタルデータ
　NFTアートを出品する際にファイルをアップロードします。
　ご自身で作成されたアート作品をデジタルデータでご準備ください。
多少のITリテラシーと問題解決力
　ある程度PC操作に慣れている必要があります。
　送金先の打ち間違いがあれば一瞬にしてお金を無くす世界なので
　作業は慎重に、まずは少量少額で、自己責任でお願いします。
　また、この記事で解消できなかった不明点があれば
　Google検索やHic et nuncのWikiを併せてご確認お願いします。

この記事の流れ

仮想通貨を持ってない方でも始められるよう、
　①仮想通貨(XTZ)の準備
　②接続用walletの作成、送金
　③Hic et nuncでの出品手順
という流れでまとめます。
読む必要がない章に関しては適宜読み飛ばしてください。

仮想通貨(XTZ)を用意しよう！

仮想通貨を買うには仮想通貨取引所の登録が必要です。
もしどこにも登録されていない場合は、
国内取引所のGMOコインに登録されることをおススメします。

GMOコインを勧める理由は
　①XTZが買える
　②送金手数料が無料
　③XTZのステーキング(預けている量に応じてXTZが増える)があるので
　　売り上げて受け取ったXTZを年利で増やせる
　④他の仮想通貨を買いたくなっても取引所、販売所ともに
　　コインの種類が豊富で、毎日積立機能もあり何かと使いやすい
という点です。

GMOコイン

詳しい口座開設手順はググったら沢山出てくるのでそちらをご確認ください。
開設の申し込み自体は10分程度で完了します。
承認は早くて数時間、混んでいる時は数日程度かかることもあるようなので、
まずは登録して気長に待ちましょう。

登録が終わったら、販売所でXTZ(テゾス)を選択して購入してください。
500～1000円あれば何回か出品試してみる分には足りると思います。

※海外取引所をご利用中の方はスプレッド節約のためそちらでXTZを購入してください。

Webウォレット(Kukai wallet)を作成しよう！

仮想通貨を利用するWebサービスは、Webウォレットに接続して利用します。
Hic et nuncはKukai walletに接続対応しているため、
今回はKukai walletを作成します。所要時間は5分くらいかな。

kukai wallet

①TOPページからCreate New walletを選択

②モザイクがかかっている部分の
　"CLICK HERE TO REVEAL YOUR SEED WORDS"をクリックすると
　シードフレーズと呼ばれる英単語の並びが表示されます
　ウォレットを管理する際のマスターキーとなるので、
　メモを取る、コピペして保存する、キャプチャを撮る等した後に
　情報が他に漏れることがないよう厳重に管理してください
　メモ取り終わったらNEXTをクリック

③シードフレーズの確認画面が出るので、記載された順番に一致するワードを入力
　記載箇所が変わりながら5回ほど続くので慎重に入力

④入力し終わったら完了画面が出るのでNEXTボタンをクリック

⑤サインインや支払承認時に使用する際のパスワードを設定する画面になるので
　任意のパスワードを決めて2回入力し、NEXTをクリック

⑥5秒くらい待ったら、ウォレットの完成！
　Your public account addressに表示されている文字列が
　このウォレットに送金する際に指定するアドレスになります

　あと一息
　別のブラウザからこのウォレットにアクセスする際に、
　キーストアファイルが必要になるので
　DOWNLOADボタンをクリックしてファイルを保存してください
　そこまで終わるとOPEN WALLETのボタンが表示されるので
　クリックしてウォレットの画面を開いてみましょう

⑦ウォレットの画面はこんなかんじ
　作った直後なので空っぽですが、左側に
　現在このウォレットで保有しているXTZの量、送金入金の履歴が表示されます

ウォレットにXTZを送金しよう！

仮想通貨取引所で購入済みのXTZを先ほど作成したkukai walletに送金します。

利用している取引所やWebサイトorアプリによって手順は違いますが、
送金を選択し、kukai walletのアカウントアドレスを指定、
送金量を入力して送金、という手順はどこも共通になると思います。

今回はGMOコインのWebサイトからkukai walletへ送金する手順を記載します。

①GMOコインのWebサイトにログインし、入出金の暗号資産を選択

②テゾスを選択

③送付を選択

④初回の送金では"新しい宛先を追加する"を選択

⑤kukai walletのページに戻ります
　右上にアドレスが記載されていますが、その横にコピーアイコンがあるので
　クリックしてアドレスをコピー

⑥GMOコインのページに戻ってウォレット情報を入力します
　名称は任意ですが分かりやすいように kukai walletに設定、
　テゾスアドレスには⑤でコピーしたアドレスを貼り付け

⑦GMOコインに登録したメールアドレス宛に送付先追加の確認メールが飛ぶので
　10分以内にアクセスして承認する

⑧GMOの画面に戻り画面更新すると追加した送付先アドレスが表示されるので選択
　送付数量を入力後、2段階認証を済ませて確認画面で確認し送金実行
　※送付数量はGMOコインの場合、現在の保有数量が5XTZ以上ある場合は5XTZ～になります
　まずは1,2XTZだけ購入し、全額送付にするのをおススメします

⑨送付状況は取引履歴から見れます

⑩1分ぐらいで送金完了しました
　先ほど送金したXTZがkukai walletに届いています

(キャプチャのwallet残高が違っておりますが気にしないでください！
送った直後は送金金額通りのテゾスが表示されます)

ここまで来たら、あとはHic et nuncのサイト上での出品手続きになります！
後編に続く…