ワールドカップもWeb3.0領域に進出!今【NFT×サッカー】が熱い
FIFAワールドカップをはじめ、サッカー業界のNFT活用事例4選をご紹介します。
ワインやウイスキーなどの高級品は愛飲家が多く、時に投資の対象にもなってきました。
しかしその盛り上がりの裏では、産地や製造年月日を捏造したものや、ラベルを張り替えただけの悪質な偽造酒が市場に出回り、大きな問題となっています。
ボトルにICチップを埋め込むなどの対策をとってもなお、後を絶たない偽造酒の流通を防止する一つの切り札として、昨今ではお酒をNFT化する動きが活発になってきました。
年代物や希少性の高い高級酒を集めるコレクターは国内外に数知れず。
お酒のNFT化は唯一性と希少性を保証するという意味で、非常にコレクターのニーズが高く、即完売のプロジェクトが続いています。
この記事では、
以上3つの実例をもとに、お酒とNFTの楽しい可能性を解説していきます。
※本記事では様々なプロジェクトをご紹介していますが、プロモーションではございません。
最初にご紹介する『UniCask』は、世界で初めてウイスキー樽の所有権をNFT化した日本発のサービスです。
『UniCask』公式ホームページ
『UniCask』の注目すべきポイントは、アートやトレーディングカードなどのデジタルコンテンツではなく、ウイスキー樽という実物資産にNFTを紐付けたところ。
産地や製造年月日、取引履歴の改ざんや不正を防止するのはもちろん、樽詰めして寝かせる年数が長いほど質が良くなり、熟成させた時間そのものが価値に直結する蒸留酒の特性を活かしたサービスです。
小口化された蒸留酒樽のNFT第一弾として、2021年12月15日に発売された『シングルモルトスコッチウイスキー スプリングバンク 1991年(Genesis Cask) CASK NFT』は、販売開始から9分で完売!
『UniCask』公式ホームページより、シングルモルトスコッチウイスキー スプリングバンク 1991年(Genesis Cask) CASK NFT
これまでウイスキーなどの蒸留酒は、樽のまま売買や保有することは一部の愛好家の間でしか行われず、その閉鎖的なコミュニティは市場の拡大を妨げる一つの原因になっていたと言います。
しかし「樽を所有する喜びをすべての人に」をコンセプトに掲げる『UniCask』によって、晴れて多くの人が、ウイスキーの品質の証明や移転登記、オンラインでの売買、取引履歴の管理がスムーズに行えるようになりました。
さらにはデジタル空間での取引にとどまらず、コレクションやゲームなどの様々なブロックチェーンサービスを展開し、ウイスキーの「飲む」以外の楽しみも模索している活発なNFTプロジェクトです。
“CASK NFT”ゲーム
次にご紹介するのは、イギリスの酒造・Dojima Sake Breweryが製造する日本酒ビンテージSAKE『懸橋(ケンブリッジ)』のNFTです。
『Dojima Sake Brewery』公式ホームページより、日本酒ビンテージSAKE『懸橋(ケンブリッジ)』
2022年8月の販売開始とほぼ同時に888万円で落札され、日本酒の販売額で史上最高額を記録し、大きな話題となりました。
製造元のDojima Sake Breweryは、日本酒の価値を上げるために、『懸橋(ケンブリッジ)』を一般の流通に乗せないなど、徹底したブランディングを貫いてきました。
『懸橋(ケンブリッジ)』を所有できるのは、Dojima Sake Brewery現地での数量限定特別販売での購入者、セラーで『懸橋(ケンブリッジ)』を3年間熟成させるメンバーズクラブのメンバー、そして年間10本のみ取引できる権利を持つ世界の選りすぐりのレストラン1,000軒だけ。
ロールス・ロイス&ベントレーエンスージアストクラブ発行のイヤーブックに掲載され、コレクターや投資家からも注目を集める入手困難な名酒となっています。
『Dojima Sake Brewery』公式ホームページより、日本酒ビンテージSAKE『懸橋(ケンブリッジ)』
落札されたのは、希少性が高くプレミアとなっている『懸橋(ケンブリッジ)』の中でも、最も希少価値の高いシリアルナンバー888。
驚愕の額で落札された背景には、NFTによって唯一性と希少性が証明ができる利点も大きく影響しています。
歴史ある日本の伝統や技術の価値向上に一石を投じた大きな成功例です。
最後にご紹介するのは、創業116年目を迎える西麻布の老舗酒店「長野屋」のウイスキー引換券NFT『いいさけん』です。
本プロジェクトは弊社で、NFTの発行に関して技術支援を行った事例でもあります。
『いいさけん』は、2021年10月時点で、樽で3年熟成させたウイスキーの原酒を、4年後の2025年に受け取ることができるウイスキー引換券NFT。
このウイスキーを蒸留・熟成させているマルス信州蒸留所(本坊酒造)は、2013年の「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」ブレンデッドモルトウイスキー部門で最高賞、2017年の「アイコンズ・オブ・ウィスキー(IOW)」の世界最優秀賞、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC 2021) 最高金賞を受賞するなど、世界的にも高い評価を得ている人気蒸留所です。
『いいさけん』で販売する原酒は、長野屋店主が蒸留所所長と共に厳選した、加水なし・樽出しそのままのウイスキー。
スペインで作られている酒精強化ワイン「シェリー酒」を熟成したカスク樽(木の樽)で熟成させ、ヘビーピート(50ppm)で仕上げた貴重な樽です。
4年の熟成後には、非常にスモーキーな香りの味わい深いウイスキーになっていることが予想されます。
この原酒をセレクトした長野屋4代目・林憲一郎さんは、これまでに世界300箇所以上の生産者を訪問し、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)の審査員を務めるなど、豊富な知識でウイスキー業界を牽引しているプロフェッショナル。長野屋オリジナルウイスキーの『PEAT MANIA』シリーズも人気を博しています。
また2020年10月に開始した長野屋オンラインコマースは、2時間の放送で450万円もの売上を記録するなど、老舗でありながら先進的で勢いがある酒屋として注目を集めています。
そんな長野屋の4代目、林さんにインタビューした記事はこちら。
NFTに挑戦することを決めたプロセスについてお話ししてくださっています。
樽ごと所蔵することが難しかった従来のお酒のあり方を刷新し、NFTを組み合わせて新しいウイスキーの楽しみ方を提案した『いいさけん』は、愛飲家にとても好評なプロジェクトでした。
引き渡し時のホルダーの反応に期待が高まります!
数年後に確実に現物がもらえるお酒のNFTは、現物資産にNFTを紐づけた先駆的な例となりました。
確実に現物がもらえるという点が、NFTのユーティリティとしてわかりやすく、購入のリスクやハードルが下がり、NFTに馴染みが薄い方からも人気を博しています。
ウイスキーのような蒸留酒は樽の中での時間とともに、また日本酒のような醸造酒は、選び抜かれた原料と熟成を重ねることで価値が上がり、投資の対象にもなるものなので、取引を透明化し希少性を保証するNFTとすごく相性がいいこともわかりましたね。
コロナ禍での市場縮小、そして人手不足や経営難によって酒造の廃業が続く中で、お酒のNFT化は市場成長の追い風となっています。
愛飲家やNFTコレクターの方はもちろん、NFTの新たな活用法に興味がある方にとっても、インスピレーションになったのではないでしょうか。
弊社は、NFTマーケットプレイスの運営の経験とノウハウをもとに、NFTコンサルティング事業、技術開発・支援も積極的に行ってきました。
今回ご紹介したようなNFT×お酒のプロジェクトはもちろん、もしNFTを活用した事業を展開したい、NFTに興味はあるけれどどう活かせばよいか悩んでいる…など、NFTにまつわるご検討事項がありましたらぜひ弊社にご相談ください。
「ブロックチェーンで革新的な世界を実現する」
ー Make a brilliant experience for the blockchain service ー
DAO化されたエコシステムの構築を掲げ、パブリックチェーンによるNFTマーケットプレイス『SBINFT Market』の運営及びWeb3.0を牽引するような新時代のビジネス創出を目指す。
◆ 会社概要
会社名:SBINFT株式会社
所在地:東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー
代表者:高 長徳
設立:2015年5月
◆ 事業内容
NFTマーケットプレイス事業「SBINFT Market」の提供
NFTコンサルティング事業「NFT Consulting」の提供
公認されたコンテンツホルダーやNFT販売事業者、個人活動するクリプトアーティストが制作したNFTの販売(一次販売)及び、利用者同士が保持しているNFTを売買(二次販売)できるNFT売買プラットフォームサービス。
SBINFT株式会社が運営する。
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