堀江氏の「国が溶けてなくなる」が、メタバースによって実現?!
昔のテレビ番組で、実業家の堀江貴文氏と政治家(当時は政治評論家)の青山繁晴氏との間で、激しい論争になったことがありました。
その時のやり取りの中で、堀江氏が「遠い将来には国が溶けてなくなる」と言い、その一言に青山氏がさらに激怒された、ということがあったわけですけれども。
その堀江氏の「国が溶けてなくなる」が、メタバースによって実現しようとしているわけですよ。
その当時の私は、堀江氏の仰っていることは何一つ、理解できませんでした。
しかし今となっては、堀江氏の仰っていたことは概ね正しかったなと思います。
(駄文なので、我が家の洗濯機「ダブーン」の画像です)
メタバースの世界とはリアルとは違い「人種や性別、出身国などを偽ってもわからない、わからないからそれらには意味がない」ということになります。
では、意味があるのは何なのか?
それは「その人のメタバース上での言動や行動」となるわけですが、この言動や行動は何によって決まるのかと言いますと、それがその人の持つ価値観や考え方となるわけです。
そう言えば、株式会社gumiの取締役会長だった國光宏尚氏が「サードプレイス」について、書いておられました。
「サードプレイス」とは、アメリカの社会学者オルデンバーグ氏が提唱した、自宅(第1の場所)でもなく、職場や学校(第2の場所)でもない、自分の心が落ち着く「第3の居場所」という概念で、公園やカフェ、公共施設など、個人によって様々……というものだそうです。
家族のいる自宅でもなく、職場や学校のような目的のある場所でもない、そういう場所(かつリアルではない)。
つまり「ここは心地良いところだ」と、自らの価値観で選んで集う場所なわけですよ。
(と、ここでゲマインシャフトとゲゼルシャフトというのを思い出しました。
ゲマインシャフトは家族などの血縁や地縁などで自然に成り立つ集団であり、ゲゼルシャフトは学校や会社等、教育や営利など目的を持ったの集団で、ドイツの社会学者テンニースが提唱したものです。
いずれまた、調べて書いてみようと思います)
リアルでも、いつかは国が溶けてなくなる日が来るのかもしれませんが。
その前に、日本は他国ではなく自国の国民によって、自滅しつつありますけども。
その原因が悪意などではなく、勤勉さや真面目さなど「優秀な労働者としてのプロ意識や価値観が逆に作用している」ところが、悲しいところです。