Astarメインネット投げ銭対応&JPYD日本円ステーブルコイン発行
Astar Network メインネットでの投げ銭を開始しました。EVMでメタマスクのみ対応です。同時にJPYD日本円ステーブルコインを発行し投げ銭によってマイニングできるようになりました。前回の記事で発表したメディアDAOのロードマップ第一弾が開始になります。これに伴って、Shibuyaテストネットでの投げ銭テストは終了とさせていただきます。お試し頂いた皆様、どうも有難うございました。
Astar 投げ銭概要
Astar Network と JPYD をメタマスクに追加
HiÐΞWEB3のフッター部にある追加ボタンをクリックすると、メタマスクにAstar NetworkとJPYDを追加できます。
投げ銭をする
記事ページにある投げ銭ボタンをクリックすると投げ銭ダイアローグがポップアップします。ボタンの位置は以下の通り。
全画面閲覧中の場合(画面左側)
通常画面の場合(画面上部)
投げ銭ダイアローグ
- 保有しているASTR
- 現在のASTR-JPYDのレート(一日数回更新)
- 記事の還元率
- 実際の還元額
が表示されているのでお好きな額を入力して『投げ銭』ボタンをクリックしてください。メタマスクが起動して投げ銭トランザクションの確認が行われます。
投げ銭によるJPYDの還元
前回のメディアDAOの記事を参照頂くとより詳しく解説されてますが、投げ銭の仕組みを要点だけ再掲します。
- 記事のライターが還元率を0.5%~20%の間で自由に設定。
- 支援者は投げ銭受け取りウォレットを登録しているライターのお好きな記事にASTRトークンで投げ銭できる。
- 投げ銭したASTRをJPYDに換算し、還元率をかけた額がミントされ投げ銭主に還元される。還元率分のASTRはメディアDAOの国庫に貯蓄され自動運用される。還元分を引いたASTRが記事のライターへ渡る。
還元率を高く設定している記事へ投げ銭するとより多くのJPYDを受け取ることができます。投げ銭をすることが日本円ステーブルコインのマイニングになります。
記事のライターは 還元率を高く設定するとより投げ銭を貰い易く なります。
また、還元JPYDと同じ額のIVP(投資家投票権)を投げ銭主が、同額のPVP(プレイヤー投票権)を記事のライターが受けとることができます。IVPとPVPは、メディアDAOの仕組みのパラメータ等を決めるガバナンスや既に数百万円の報酬プールがあるHiÐΞプロトコルの予算分配投票等に利用できる予定です。
AVPとTVPの仕組みはまだ実装されていません。
ウォレットページ
ウォレットページでAstarメインネットに接続すると、ご自分のデータとメディアDAOのデータを一覧することができます。
JPYDの用途
JPYDは今後記事の投稿やトピック作成の手数料に利用することができるようになり、プロトコル利用の収益はDAOの貢献者に自動分配される予定です。また、自家型前払式支払手段の日本円ステーブルコインとして弊社が提供する各種サービスでご利用可能になります。直近では記事の購入やマガジンの購読等に導入予定です。これまで、他社の自家型前払式支払手段であるJPYCでは提供できなかったサービスが提供可能になります。
JPYDトークンのコントラクトアドレスはこちら。
PolygonからAstarへ移動
Polygon上のJPYCやMaticをAstar Networkに移動させる方法がこちらの記事で解説されていました。Astar Portalでも直接可能になるらしいですがまだ実装されていないので、PolygonやJPYC利用者の方が中央集権取引所を介さずにASTRトークンを入手する方法は現状この道筋がベストかと思います。(ブリッジやDEXは自己責任でご利用ください)
試行錯誤の末、JPYCスタートでAstarのdApp Stakingまでたどり着く方法がありました。日本発Astarの未来に投資できますね。クリプト初心者でも「海外取引所を使わず」AstarのdApp Stakingまでできた方法まとめ - Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ https://t.co/UxIQjsoP3g
— ヤスヤスオンファイヤー(Web3時代の会社員ブロガー) (@YasuYasu_onFire) February 20, 2022
こちらの記事はDapp Stakingをすることが目的なので、メタマスク上のJPYC/MATICをASTRに変換する部分だけ掻い摘むと、
- PolygonのQuickSwap等のDEXでJPYCをMATICに変換
- cBridgeでMATICをPolygonからAstar Networkへブリッジ
- ArthSwapでMATICをWASTRに変換
- ArthSwapでWASTRをASTRに変換
の4つのステップです。注意点はブリッジに十分程かかることと、ArthSwapでMATICを直接ASTR(ネイティブトークン)に変換できないので一旦MATICをWASTRに変換してからWASTRをASTRにUnwrapする必要があることです。どちらもArthSwap上でできます。また、cBridgeを利用時に少量のASTRが貰えるのでArthSwap利用時のGASは心配不要でした。
嬉しいのはPolygonとAstarでのやりとりなのでGASがほぼかからないことです。これをEthereumのメインネット経由でやると多分数万円かかります。
これでASTRが入手できるので、HiÐΞWEB3上で投げ銭することでJPYDをマイニングすることが可能になります。
展望
メディアDAOとJPYDステーブルコインで以前提唱した国内合法DeFi等も進めていければと思っています。JPYCがAstarに対応次第、JPYC投げ銭 on AstarやArthSwapを活用したAnytoken投げ銭も導入予定です。
日本は前払式支払手段をうまく利用した企業連合体ステーブルコインDeFiを作りUSDステーブルコインに対抗して日本円経済圏に外資呼び込むのが最強の国家戦略。非中央集権 = 分権で企業の分権は分散型個人より圧倒的に強い。USDステーブルの価値はアメリカ依存。#メディアDAO でこの時代精神創る $JPYD https://t.co/voyl8t86jW
— Tomoya Nagasawa 🇩🇪 HiÐΞ (@ocrybit) February 21, 2022