コンテンツ型NFTで始める暗号資産。~ウオレットを作って準備しておこう/入門記事~
はじめに
元々は、こちらのAirdorpを受け取る入門書だったのですが、完売御礼になってしまいました。 残念。
他に似たようなイベントが発生した時に備えておきましょう。
この記事では通貨的な使い方はせずに、いきなりNFTをゲットする方法を示す予定でした。
We've finished distributing the planned number of 1,000 here!
— mekezzo @Conata NFT x Metaverse (@mogmogvr) July 19, 2021
こちら予定数の1000個配布終了しました! https://t.co/jH37AqqyJg
想定読者
- NFTに興味があるけど、始められていない方
- やってみたいと思っているがお金周りでこわいと感じている方
- お金を一切使わないでデビューする記事の予定でした。売切れちゃったので入手できません。
デビューするまでの流れ
デビューするのは実は結構簡単です。
- ウオレットアドレスを作る
- NFTを受け取る
- 受け取ったNFTを確認する
たったこれだけです。 以下で実際の操作方法を述べますが、「え、こんなに簡単なの!?」と思っていただけると思います。
しかし、それでは将来的なリスクを抱えることになりかねないため、技術的な解説も概説します。
デビューの仕方・操作の仕方
まずは、具体的な操作方法を交えてデビューする方法を紹介します。
ウオレットアドレスを作ろう
NFTを受け取るためには、ウオレット(お財布)を作る必要があります。
作り方は、WebブラウザとしてChromeを用意し、Chromeウェブストアにある「MetaMask」という拡張機能をインストールするだけです。このMetamaskというのがウオレットになります。
Chromeのインストール
Chromeを用意する理由ですが、今日のWeb界隈はChromeでしか動作確認していないことも多いためです。つまり、自分自身で未知の不具合に遭遇してしまわないように、みんなが使っているものを使うという発想です。
インストーラーは以下より入手できます。
https://www.google.co.jp/chrome
インストール手順については割愛します。
MetaMaskの入手してウオレットを作る
ウオレットであるChrome拡張機能の MetaMask(メタマスク)を導入します。
ここで重要なことは正規のMetaMaskを導入することです。正規じゃないってどういうことかというと、悪い人が改造したMetaMaskなどです。先に説明した通りにNFTを受け取るお財布に相当するものですから、もしそれが悪意があったらたちまち自分の資産は攻撃者に奪われてしまうことになります。
そんなの拾わないよ!と思っても、どうやって見分けるのでしょうか?Googleの一番上に表示されていれば安心といえるのでしょうか?
有効な方法としては、公式サイトからダウンロードすることです。
リンクはこちらです.
https://metamask.io/download.html
開いたら、Install MetaMask for Chromeのボタンをクリックして、提供元が metamask.io になっていることを確認して、追加を押します。権限がいくつか必要なので確認して「拡張機能を追加」をクリックします。 この行が読みにくいのは意図的なものです。さっき、うっかり私のツイッターアカウントが開いてしまった人はご注意ください。このように、見た目とリンク先を変えることは簡単にできます。ただしいリンク先は こちら( metamask.io ) です。
少し待つとカクカクの狐さんが表示されます。「開始」ボタン -> 「ウオレットの作成」ボタンを順にクリックします。
品質向上のお願いはどちらを選択しても構いません。
パスワードを設定します。
表示されるシークレットバックアップフレーズを控えます。控えないとだめです。次で確認されます。このパスフレーズは、ウオレットアドレスを復元することができます。これが漏洩すると自分の資産が漏洩することになりますが、パソコンが壊れてしまってもこのパスフレーズから復元することができます。
細かいことは「MetaMask インストール方法」でいっぱい出てきたので迷ったらググってみてください。
NFTを受け取る
ここにアクセスして「Connect MetaMask」をクリックします。 というはずでした。Sold out(売り切れ)です;;
https://conata.world/metaani/airdrop
ポイントとしては、対応サイトではMetaMaskと紐づける操作をすることができるということです。 この操作は後述します。
サイトによっては受け取るボタンもあるし送金するボタンもあります。ですから、良く分からずに何でもポチポチしてはいけません。最も最初はウオレットに資産がないので大変な事になることはないと思いますが。
NFTを確認する
OpenSeaというNFTマーケットサイトにアクセスしてみることにしましょう。リンクは自分のアカウントのコンテンツが見える場所ですが、MetaMaskと紐づけていないとSigin Inというボタンが見えます。クリックして「MetaMask を使用して接続」を実行してみてください。
すると画面が変わって、自分のページを見ることができます。残念ながらまだ何も持っていないので空っぽだと思いますが、これで自分のウオレットで所有している内容を見ることができました!
かなり色んな部分を端折ってしまっていますが、MetaMaskを使うとこのようなことができるんだ~というのを感じていただければ嬉しいです。
暗号資産とは
ここからは第2章になります。
暗号 という単語から難しい印象を持たれる方もいると思います。さらに、ここに資産とか通貨とか付いたらもっと怖そうです。しかし、技術を理解すれば、その怖さは本質的ではないことに気付けます。しかしながら、ソフトウェアエンジニアの私ですら正しく理解するのは困難な技術であります。ですから、この記事では利用者にとって抑えておきたいコツだけを私なりにかみ砕いて述べたいと思ます。
私は、"暗号通貨" という表現をさけるようにしています。なぜなら、この技術は通貨だけでなく幅広い可能性に満ちているものだからです。言葉によって自らの視野を狭めぬように"暗号資産(Crypto assets)"と表現しています。
暗号資産には様々な種類があります。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など聞いたことがあると思います。よって、その実現方法も様々なのですが、ポイントは暗号技術を使っていることが共通点としてあげられます。
秘密鍵と公開鍵
先程、ウオレットを作りましたがこれの正体はなんでしょうか? それを知るためのキーワードが秘密鍵と公開鍵です。
文字通り2つの鍵がありますが、ポイントはペア(対)の関係になっていることにあります。ウオレットは正確にはウオレットアドレスと呼ばれることが多く、これは公開鍵に該当します。
上記の例でいえば、NFTを私のウオレットアドレスに送って欲しい というリクエストを出すことになります。ですから、これは必要に応じて外部に公開してよい情報です。
なお、暗号資産の性質上、全てのやり取りは誰でもみることができるというものがあります。ですから、ウオレットアドレスを公開していたら誰か振り込んでくれるかな~とか野暮に公開するのは大変お勧めできません。例えば、このNFTを持っている人はどんなNFTをもっているのかな?と覗くことができます。
次に、秘密鍵は自分自身だけが保持しておくべき鍵です。この秘密鍵を持っていることが、公開鍵の持ち主である証明になります。MetaMaskで生成されたフレーズはこの秘密鍵を復活させるためのものです。ですから、十分に管理しておく必要があります。さらに、その仕組み上失ってしまうと誰にもどうにもなりません。紛失と漏洩のバランスをもって管理する必要があります。
難しく考えるとやる気がなくなるので、自身のウオレットに無くしたくないものが増えてきたら管理方法を見直しておけばいいと思います。
もっと、色々書かないといけないかな?と思ったけれど、存外、鍵の話だけ抑えておけば最初は十分と気付いたので筆を下しました。
空っぽのウオレットなら安心
空っぽの財布が盗まれたり無くしたりしてもそんなにへこまないですよね。なので、通貨的な操作をしていないうちや少額のうちはあまり気にしないで良いと思います。カッコいい言葉を使うとリスクコントロールですね。
秘密鍵は失ったらどうにもなりませんが、新規で作るのは上記のように簡単にできるので過度に恐れる必要もないと思います。
まとめ
- NFTをゲットするために、MetaMaskによるウオレットを作成する方法を示しました
- NFTをゲットする方法は示せませんでした。
- MetaMaskを接続する一例として、NFTサイトのOpenSeaについて述べました。
- 公開鍵と秘密鍵の概念をざっくり述べることで、守るべき要素に触れてみました
- トラップにハマってしまった人は良ければコメントにどうぞw
以上です。