Solana でハードウェアウォレットを使う

※ご注意※

この記事はSolanaでのハードウェアウォレットを導入しようと考えている初心者層をターゲットとしています
ハードウェアウォレットの導入がステップバイステップでできるように、そしてイメージがわきやすいようにするためにスクリーンショットを多用しております。

サマリー

大切な資産を守るためにハードウェアウォレットの利用を検討しましょう
Solana でハードウェアウォレットを使う方法を紹介します
web ウォレットでは solflare、ブラウザ拡張では Phantomでの動作を確認しました
おすすめはPhantom Walletです

はじめに

JPYC on Solana にむけてアップをしています。

暗号資産が普及するためにはハードウェアウォレットによる安全な管理の普及も不可欠だと考えています。

Ledger Nano を所有している方向け、もしくはこれから Solana でもハードウェアウォレットを使用したいと考えている方向けに、Step by Step でのハードウェアウォレットの使用方法について説明しました。

Solana 公式情報では Ledger Nano シリーズが対応している

Solana の公式ドキュメントではハードウェアウォレットの紹介として Leger Nano S および Ledger Nano X が紹介されており、安心してLedgerを使用することができます。

Wallets > Hardware Wallets > Ledger Nano S and Nano X

対応ウォレット

Ledger Nano は USB で PC と接続して使用します。Bitcoin や Ethereum で取引する場合、Ledger Live という Ledger 社の公式アプリハードウェアウォレットを使うことができますが（Metamask 等と連携することもできる）、Ledger Live はまだ Solana に対応していません。

Ledger 社の公式情報によると、Solana のドキュメントを参照するように記載されています。

Ledger 社 Docs > Solana (SOL)

公式では web ウォレットの SolFlare が紹介されている

同ページによると対応ウォレットとしてSolFlareが挙がっています。SolFlare は送金以外にもステーキングも可能です。ただ、web ウォレットなので、私の好みではないです。

Wallet Guide > SolFlare

ブラウザ拡張ウォレットでは Phantom.app が対応している

Solana のドキュメントには記載がありませんでしたが、Solana の公式 web のecosystemページで紹介されている Phantom.app も Ledger Nano に対応しています。

Solana > Ecosystem > Phantom

使い方: Ledger Nano の準備

どのウォレットを使うにしてもまずは Ledger Live を使って Ledger Nano の Firmware の最新化と、Solana のアプリをインストールしておきましょう。

使い方: SolFlare 編

SolFlareのwebページにアクセスします。

右上のACCESSをクリック。

Ledgerを選択してContinue

Ledgerとの接続要求画面が出てくるので、接続を押す

Solanaでも1台のLedgerデバイスで複数のアドレスを利用できるので、どのアドレスを使うかを選択する。初めて使用する場合は、何も考えずに一番上でよいと思います。

ウォレットのパスワードを設定する

この画面になれば接続完了です。

次回以降は、アクセスを押してパスワードを入力すれば表示されます。

使い方: Phantom 編

Phantom Wallet のインストールとソフトウェアウォレットの設定

Phantom Wallet の公式サイトから Goole Chrome や Brave 等に Phantom Wallet を追加しましょう。

まずはいったんソフトウェアウォレットを追加する必要があるようですので、パスワード設定等と含めて設定しておきましょう。

Phantom Wallet への Ledger Nano の追加

Ledger Nano を PC に接続し、Solana のアプリを起動しておきましょう。

Phantom Wallet の左上の「三」ボタンから設定を開く

「+ Add / Connect Wallet」をクリック

「Connect hardware wallet」を選択

Continue をクリック

「Wallet Address」から追加したいアドレスを選択する。補足：Ledger Nano では他の通貨と同様に複数のウォレットアドレスを使用することができます。初めて Solana を使用する場合は一番上のアドレスでよいと思います。

「Add Wallet」ボタンを押す。

「Done」を押して完了！

完了すると Ledger のアドレスのウォレットが選択されていると思います。

「三」を押すと初回セットアップ時のソフトウェアウォレットとの切り替えが可能です。

最後に

以上のように、SolFlareでもPhantomでもLedger Nanoを接続することをお示ししました。ハードウェアウォレットは数多く種類がありますが、Solanaを使う場合、少なくともLedger Nanoシリーズであれば問題ありません。大切な資産を守るためにも、ハードウェアウォレットを導入してみてはいかがでしょうか。