JPYCを原資にCefiなしでAvalanche Chainへ移動する実験その1

~Cefi を使わずに Avalanche Chain へ資金移動する実験~
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Cefi(中央集権取引所)を使わずに、Defi だけでどこまでできるか…という実験の1つとして、Avalanche Chain の AVAX の送金方法について調べてみました。
いつものことですが、本記事は Financial advice ではありません。本記事を参考にしていただくのは結構ですが、投資結果について当方では責任を負えかねますのでご了承ください。
※現在、BSCへの移動まで実行済み※
※Avalanche Chain 内のサービスはまだ不安定で、Wallet との接続が不安定なので動作に気を付けてください※
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きっかけはRoiさんのこのツイート。
#Avalanche に大量に資金と投資家が殺到してUSDTが足りない現象が起きています。 だれかUSDTを供給してください。 USDT預けると年利26.5% pic.twitter.com/P6LKSK1Fwq
— 仮想戦士ロイ🔺 (@RoiSarak) August 21, 2021
Avalanche chain 上のレンディング・プラットフォーム、Benqi (ベンキー)でのUSDTレンディング利回りがおかしいことになっているとのことw
(※便器じゃないですよ!(念のため!ww))
ちょうどクラブハウスでお部屋を開いていたRoiさんやMitchさんから色々教わって自分で実行した策を書いていこうと思います。
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Avalanche の運営側が非常に多くのDefi補助金を(AVAXで)出しているせいで、USDTを借りているのにお金が増える(!)わけわかめな状況になっているそうです。
Avalancheもしかして攻めの準備整った感じ?AVAX miningを大々的にやるみたい。エクスプロラーのCSVまともに吐き出してくれたらやるんだけどねw
— ふーさん ふー説の流布∞ ♦︎ 🍦🦇🔊 (@chubchubkun) August 18, 2021
“Avalanche Foundation Announces $180M DeFi Incentive Program” by Avalanchehttps://t.co/xSqNnQ5p97
そういうわけで、Avalanche chain 内でUSDTが枯渇しているわけです。
さらに、Avalanche chain だけでなく、様々なチェーンのUSDTがかき集められている印象で、少なくともMatic ChainのICE financeやSushi Swapのレンディング利率が徐々に上昇しているように感じられます。(先週までAPR数%程度だったのに今や二桁%!w)
そこで思いついたのが、Matic Network にあるUSDTを、Cefi を使わずに Avalanche へ送ることが果たしてできるのか。
HiÐΞ で得られた投げ銭を原資に、どこまでできるか試してみたかったわけです。(つまり少額w)
▶結論から言うと…
2:1
できませんでしたwww
…正確に言えば、少額の送金では難しかったのです。
なぜなら、まだAvalancheに対応するブリッジが少なく、Avalancheが公式に提供するブリッジしか、USDTを送るブリッジが見つからなかったからです…。
つまり、少額送金(例えば5$とか10$とか)だとガス代負けしてしまって、送金が終わって残るのは、ほんの塵のような額しか残らない結果が想定される、ということになります。
▶一般的な送金方法
3:1
現状、比較的楽な送金手段としては、
USDTの場合…
1.Avalanche bridge で Ethereum mainnet から直接送金する方法。
Ethereum mainnet へ送金する際のガス代とブリッジ手数料必須
⇒ある程度資金のある人じゃないとガス代負けしてしまう
(ブリッジ手数料は7月末にリニューアルしたため、5から10ほどになったそうです)
AVAXの場合…
2.binance か KuCoin の口座開設をしてAVAXを購入→
Avalanche wallet の X - Chain へ送金→
wallet 内で C に移動させてから メタマスクなどのウォレットへ送金→
Avalanche chain 対応の各サービスへ
3:2
少額には耐え得ないガス代を払って送金する方法か、Cefi 使って送金するか…。
どちらも主義に反する()ので、ちょっと面倒ですが(笑)とりあえず、少額でブリッジできる & 手数料も比較的安いDefiを使って、AVAX を Avalanche Chain へ移動できる方法を調べる方向へ変更w
▶必要なサービスを整理してみる
4:1 フローの整理
原資は、ここHiÐΞでいただいた投げ銭w
Matic NetworkからどうやってAvalanche chain へ…?🤔
前述したとおり少額のUSDT送金は無理があるので、Cefi を使わずに AVAX を買って安くブリッジ送金する方法を考えてみると必要なのは、
1.AVAXを購入できるDefi
と
2.購入したAVAXをブリッジで送金する手段
終着点がAVAXの到着をイメージするわけなので、ざっくり以下のようになるかと思います。
原資のある Matic Network のJPYC → USDTかUSDCに Swap → BSCへブリッジ → AVAXが買えるDefi → Avalancheへブリッジ → Avalanche 対応Wallet
(JPYCをBSCに送って、BSC内でSwapしてもOKかと思います。)
(ブリッジ手数料を想定(Matic, BNBなど)して少し多めに原資を用意しておくといいかと。)
4:2 AVAXが買えるDefi
AVAXが買えるDefiはBSCの apeswap にありました。poolも結構あるようです。
ここは日本でも人気のある banana トークンを発行しているところですねw
有名なDefiプロダクトでpoolがあるのはここしか見つけられませんでした。(見つけた方教えてくださいね!w)
4:3 bridgeで送金する
必要になるブリッジは2回。
AVAXがBSCにあるとなると、MaticからBSCへブリッジする必要が出てきます。
なので、まずmaticからBSCへのブリッジと、そのあとのBSCからAvalancheへのブリッジの2回。
1.maticからBSCへのブリッジは、先ほどの apeswap でも可能です。
私が使ったのは https://xpollinate.io/ です。
2.BSCからAvalancheへのブリッジは、https://spore.earth/bridge
※feeが0.005 BNB かかります。
ブリッジの一部はそのサービス内のpool量に依存するため、大量の資金移動に耐えない可能性があります。大量の資金移動を予定している方は、正直に Ethereum mainnet から Avalanche bridge 使って送金したほうがいいのかなと思いますww
BSCからAvalancheへのブリッジに対応しているサービスが少なくて、ようやっと見つけた…というところです。
ただ、これから増えていくのでは、と思っています。
▶私の進み具合
5:1
長くなってしまったので、一旦ここまで。
現在私はBSCまでの移動は終了しているのですが、AVAXの購入からブリッジまではできていません。
Walletの用意は完了しているので、あとは実行するのみ…というところまで来ました。
5:2
今回はスクショを撮り忘れたので、次回はちゃんと画像付きでレポートしようと思います。
こんなブリッジサービスあったよー!とか、ここ使いやすいよー!とかあったらお教えくださいね~
それでは、今日はこの辺で~(ノ*'ω'*)ノ