そのNFT、コントラクトアドレスはいくつですか?(NFTの唯一性について考えます)

0.はじめに
本日はNFTの「唯一性」について具体的に見ていきたいと思います。
NFTはよく、「この世に一つしかない」などと言われますが、いったいどういうことなのでしょう?
「コントラクトアドレス」から具体的に考えていきたいと思います。
1.ウォレットアドレスとコントラクトアドレスの違いは?
皆さんが持っているウォレットアドレスとコントラクトアドレスは別のものなのでしょうか?
結論としては、全く違うものになります。
ウォレットアドレスは皆さんの仮想通貨やNFTが入っている、まさにウォレット(財布)のようなものです。
一方、コントラクトアドレスはNFTを発行(ミント)したり、所有者を確認したり等、いろいろな操作を行うことができるものになります。
そして上の例のように、NFTは必ず特定のコントラクトアドレスから発行(ミント)されます。
2.NFTの「唯一性」って結局なんなの?
①こちらNFTのコントラクトアドレスは?
コントラクトアドレスはOpenSeaでの確認がとてもわかりやすいと思います。
例えば、こちらの「HashMasks」の画像を見てください。
このどこかにコントラクトアドレスが隠れているのですが、お気づきでしょうか? (この画像だけでわかります。)
答えはこちらになります。
OpenSeaのURは
https://opensea.io/assets/コントラクトアドレス/トークンID
のような構成になります。(チェーンが違うと少し変わります。)

つまり「HashMasks」のコントラクトアドレスは
「0xc2c747e0f7004f9e8817db2ca4997657a7746928」
だということがわかりました。
②なぜこのNFTは唯一のものと言えるの?
また、このNFTのトークンIDは「1」でした。
そして、一つのコントラクト内では同じトークンIDは存在しません。
つまり、「0xc2c747e0f7004f9e8817db2ca4997657a7746928」というコントラクトアドレスの「1」のトークンIDは一つしか存在せず、それが先ほどの「Trump」というNFTになります。
また、OpenSeaのURLの構成が分かれば、「同じコントラクトアドレスの、トークンID「2」はどんなNFTだろう?」と考えたときにすぐに確認することができますね。
3.最後に
いかがだったでしょうか?
NFTの唯一性とは「特定のコントラクトアドレスに同じトークンIDは存在しない」ということから導かれるようです。
また、コントラクトアドレス、トークンIDの二つが分かればかなりイメージができるのではないかと思います。
では、本日は以上とさせていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
