ウォレットのアドレスを公開するとどうなるか?
HiÐΞで自分のウォレットのアドレスを晒す記事が流行っている[1]ようですが、それ大丈夫なん?って思ったので記事にします。

ウォレットのアドレスとは何か?
これを正確に説明しようと試みたら非常に難しいですね。
(HiÐΞの内外で)適切な記事を探してみたんですけど全然見つかりませんでした。
苦肉の策でこの辺とか提示しますけど、暗号学の分かる人やエンジニアならば「なるほどね!」な内容ではありますが、もはや一般人向けではないという印象です。
というわけで早速さっき作った記事リクエストトピック付けておきますので、どなたかご降臨願います。
私の知識で可能な限り簡単にいうと、金庫の住所のような概念があってそれらは初期状態では匿名(個人と紐づいてない)なんです。 なので、授受の直前に取引相手にのみ明かす形で取引をします。
銀行で言うところの口座番号です。普通公開します?
公開するメリットとデメリット
秘密の住所を不必要な相手に明らかにするとどうなるか?を考えてみましょう。
メリット
簡単に言えば、不特定多数から直接送金を受けられるようになるわけですが、他に何かあります?という話です。
デメリット
- 所有者が特定されてしまう(匿名性の喪失)
- ウォレットに入っている全トークンの残高が見える
前者も暗号通貨の哲学的には悲惨なのですが、後者がかなりどうしようもないですね。
ウォレットを公開している記事
記事執筆時で追えたものだけで下記です。
どれもウォレットのアドレスを記事本文中に含み、幾ばくかの送金を促す内容です。[2]この良し悪しは議論されるべきなんだと思います。
これに関してご意見があれば、コメントでも補足記事でも良いのでどしどしお願いします。
再び非公開にはできない
一度ネットに公開したら再び非公開にはできません。 ネットに流出した自撮り画像とかと同じですね。 それを財産レベルでやりますか?[3]
まとめ
安易にウォレットのアドレスは公開するな。後悔するぞ。
それを教唆するかのような記事まであり、コメントでは合意の形成が出来なかった点もこの記事を書く動機の一つです。 ↩︎
一つ目は私の記事で、ネタと分かるようにトピックの選択と本文にはこれでも気をつけたつもりです。 ↩︎
アドレスがわかってても秘密鍵さえ守っていればいいと言う指摘はもっともです。 ↩︎